台風の夜に感じた「フリーランスの掟」
(2013年10月17日)

カテゴリ:キャリアのことも
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一昨日の夜、つまり台風がやってくる前夜の15日、講演をした。
インディペンデント・コントラクター協会(IC協会)という団体の主催のもので、つまり独立している人々を対象にしている。会員はいわゆる個人のフリーランスでインナーのセミナーだが、この夜は会員でない方も参加できるものだった。
ちなみにテーマは、「企業のブランディング・ICのマーケティング」だった。
内容はおいおい書こうかとも思うのだけど、この日は夕方定時の帰宅指示という会社も多く、電車は混雑し、道路も下りは渋滞。そんな中での講演だったが、ほぼ予定通りに20名ほどの方々が定刻にいらっしゃった。
20時頃まで講演をおこない、そのまま懇親会。ここにもかなりの方が来て22時くらいにお開きとなった。
懇親会の席で、まだ会員になっていない(会には関心のある)会社員の方がふと言われた。
「さすがに、皆さん台風でもいらっしゃるんですね」
実は、僕もこの夜はかなり欠席があるかと思っていた。ただ、みんな来るのだ。当たり前のように。
その時話したのだけど、独立しているフリーランスにはきわめてシンプルな原則があって、
それは「自分で決めたことは、自分の責任で、予定通りおこなう」ということなのだ。
この日の夜は大雨が予想されていたが、本当にひどいのは16日の朝になりそうなので、交通機関の乱れは回避できそう、というのが大方の判断だった。(実際そうだった)
「会社員だから台風でも休めない」という人もいたようだし、そのあたりいろんな会社があったようだけれど、フリーランスにはまた違った掟がある。
とにかく「他人のせいにはしない」。そして、この”他人”には、景気の良し悪しやら政策変更などの外部環境も含まれる。お天気も、そうだ。
すべての優先順位を自分で決めて、動く。
フリーの方が大変だとか、会社員の方が厳しいとか、そういう話ではないし、そもそもそんな比較はできない。
ただし、「フリーランスの掟」をあらためて感じた夜だったのである。