独立の背中を押したのは猫とユーミンだった。
(2014年9月3日)

カテゴリ:キャリアのことも

DSCN0622昨日書いたように、会社を辞めた理由というのはいろいろと書けないこともあるんだけど、それとは別に“グイッ”と加速したような瞬間はたしかにある。

僕の場合に印象的なのは、とある土曜日の朝。

「ああ、会社にずっと勤めるんじゃなくて、別の生き方もあるよなあ」

と、強く感じたことがあった。それには、猫が深く深く関わっている。

2001年の春、土曜日の朝食の後でのんびりしていた。当時飼っていた猫は長毛のバーマンという種類で、僕は猫の毛をブラッシングしていた。

その時、FMから知っている曲が流れてきた。

 

小さい頃は神さまがいて

不思議に夢をかなえてくれた

やさしい気持で目覚めた朝は

おとなになっても 奇蹟はおこるよ

 

聞こえてきたのは、荒井由実の「やさしさに包まれたなら」だった。気持ちよさそうにくつろぐ猫を見ながら、歌に耳を傾けているうちに「やっぱり、ずっとこのままじゃないよな」という気になった。

このまま、というのは「会社員のまま」、ということだ。

「どうだろうね~」と猫に問うてみても答えるわけでもなく、でも「いいんじゃないのかニャ~」と答えているようにも見えた。

もし、猫を飼っていなかったら。もし、「やさしさに包まれたなら」が流れてこなければ、何かが変わったのだろうか。いや、結局同じかもしれない。

ただ、猫と暮らすことで「気づかなかった世界」に目が行くようになったのも確かだ。会社員生活をそれなりに楽しみながら、なんだかもう少し違う世界を生きてもいいのではないか、という感覚。

それを猫と音楽によって、思い起こした。

猫と遊んでいると、同じ空間にいるのに、まったく別世界に連れていかれるような感覚になることがある。占い師と会話をするのと似ているのかもしれない。

そういわけで、自分のキャリアのこれからについてあれこれ考えている人は、猫と遊んでみるのがいいかもしれない。そこで、どんな音楽が聴くことになるかはわからないけどね。