2017年04月アーカイブ

そして「忖度」は今年の流行語になるのだろうか。というか「旧語脚光部門」でもつくって、賞を差し上げてはどうか。そうすると、誰にやるのか。まあ、どうでもいいんだけどこの「忖」の字がまた曲者で、芸能人を集めたクイズなどにはもってこいだっただろう。もう今年から難読でもなくなりつつあるが。

それにしても、首相が「忖度の働く余地は全くなかった」というのも、この言葉の本質を考えれば奇妙なことだ。

まず、忖度とは内面心理のことだ。そして、首相は「忖度される」側なんだから、ないかあるかはそもそも分からない。それを、また第三者が「認めるべき」と言ったり、「あったのか」と尋ねるのも変だ。

この「忖度」を「恋愛感情」に置き換えればよくわかる。「○○から恋愛感情を持たれることはない」と言ってる人がいて、他方に「あれは恋愛だったようなものだと思ってる」という人がいる。

これは、もう外から見ればある種の痴話喧嘩で、それがこの事件の本質のようにも見えてくるからおかしい。

で、話は異なるが「我が家で忖度されているのは誰か?」という話になったのだが、結論はすぐに出た。

猫である。 >> 猫は忖度され、犬は忖度する。の続きを読む