2017年04月アーカイブ

ちょっと前のひな祭りの頃だったと思うけれど、人の並びの「左右」についてネットに記事があった。この時期になるとよくあるんだけど「左大臣は右大臣より偉い」けど、それは「朝廷から見て左」が上位で、並んだ姿は右側になる。

天子は北極星を背に南面する、ということでこれは武道館の日の丸も同じ。そして、東は西より尊いので、東にあたる「左」が上位になる。

ところが、日本語には「左遷」ということばあって、これは良い話ではない。また、「右にであるものはいない」という表現もあって、どこか右上位でもある。

この辺りのことをネットで調べてみると、出てくるのはいわゆるQ&Aサイトばかりだ。個人のブログなどもあるが、書いてあることの出典はわからない。

いろんなことが書いてあるけれど、どう見ても適当な話もある。

うすぼんやりとわかったのは、どうやら中国では古代から「右上位」と「左上位」の時代があったんじゃないかということだ。儀礼として日本に入ってきた時には、左上位だったのだけれど、言葉の由来はその時々の状況を反映しているらしい。 >> なぜ左大臣は偉くて、左遷は良くないのか?『クラウド時代の思考術』【書評】の続きを読む