JR東日本のJREポイントなどが、温泉旅館の大迷路だった。
(2018年9月10日)

カテゴリ:世の中いろいろ

なんか、JR東日本で大変な苦労をした。いや、電車で不快とか駅で困ったとかいうわけではない。まあ、あれだけの客を捌いているのだから、十分に頑張っていると思うくらいなんだけど。

で、苦労したのはネットの話である。晩秋に遠出をするので、久々にSuicaやらのポイントを使おうと思ってサイトを見たら、JREポイントへ移行しなさいと言う。ああ、そんなこと言ってたなと思い、手続きをしたのだけれど、これが大迷路なのだ。

そもそも、JREポイントに登録する時に「JREポイント番号」を要求される。どこにあるんだ?と思うと、僕のビューカードの請求書にあるという。でも紙の請求書はないので、VIEW’S NETを見ろと言うので、そこで請求を見ると書いてない。

紙に似てるけど、そこにはない。しかもサイトのどこにあるのかを教えてくれないのでウロウロ探す。それで、どうにかなったと思ったけど、まだやることはあった。

まず「えきねっと」のポイント移行もまだだと言われる。つまり、予約サイトは別のポイントだったのだけれど、これを移行しようとしたら今度は「ポイント交換番号(10桁)」が必要だと言われる。

この番号は、さっきの「ポイント番号(12桁)」とは違うのだけれど、これをまたJREのサイトで探すのだけれど、なかなか見つからない。

変だな?と思ったらそもそも僕のSuicaがまだ登録されていなかったのだ。

じゃあ、いままでのポイントは何だったのか?と改めて思う。ペンギンのマグカップに、ペンギンのバッグに、バスタオル。そうそう、バスタオルは今治産でとても質がいい。その上、表記に手違いがあったとかで、お詫びに同じもの送ってきたので4枚もある。

でも、あれは「ビューカードのサンクスポイント」だったのだ。

つまり、JR東日本は

・Suicaというプリペイドカード事業

・VIEWカードという金融事業

・えきねっという発券業務サイト

で、バンバンとポイントを振る舞っていたのか。いや、これは「傾斜地に建て増しした温泉旅館」状態だよ。本館の1階が新館の3階で、露天風呂から戻ると別館の地下なんだけど、なぜかそこから河原に出ちゃいました、みたいな。

そして、今度は改めてSuicaを登録する。カードの裏面の番号はすぐわかるけど、携帯電話の方はどうなんだ。というわけでアプリを立ち上げて、アドレスを確認しても通らない。
どうやらパスワードではなく、このアドレスが違うのでは?ということでついにコールセンターに電話した。
相当に混んでいるというので、待たされる。そりゃ、そうだと思うよ。

で、わかったんだけど僕のアドレスはとっくに使っていない、昔のezwebのアドレスだったらしい。それでもいいのか、というかそういうの全部ユーザーが引っ張り出して紐づけしないとJREポイントはいただけないのであった。

しかし、怒るという前に担当者に同情するよ。建て増し温泉旅館を、「とりあえず外見そのままでバリアフリーにして、ついでに部屋もリノベしてね」みたいな。建て増しした人の責任は、とりあえずは問われないんだろう。

ちなみに「JRE 移行」でtwitterを検索すると、ITのプロも音を上げていて、システムエラーだらけとも書かれている。周りでも「Suicaが登録されてない」と言われて、しようとすると「すでに登録されてます」と言われるとも聞いた。

これはネット上の話だけど、リアルの世界だったら電車がバンバン正面衝突している感じなんだろうか。

とにかく、これから移行する人は時間の余裕がある時に、あとイライラをおさめるために手元に缶チューハイでもおいて、ジックリ取り組まれることをお薦めしたい。

追記:で、JREのサイトに入ると、なぜかモバイルsuicaの暗証を求められて、それを入力すると「このモバイルSuicaは、既に別のJRE POINTに登録済みのため、登録することはできません」というエラーになる。で、あきらめかけて「戻る」を押すとログインされているトップ画面になるが、まったくの謎。