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民主党が新しいポスターを発表した。三種あるようだが、中でも話題になっているコピーがある。

「民主党が嫌いだけど、民主主義を守りたい」というキャッチコピーだ。

記事だなどでも、このコピーが特に話題になっているようで、見出しは「自虐的」となっている。

話題作りとしてはいいかもしれないが、この「自虐的」な広告表現はさて、吉か凶か。過去のケースを見ておきたい。

まずはソニーが推進していたビデオ規格の「ベータマックス」だ。もう、若い人にとっては歴史上の出来事ではあるが、家庭用VTRの規格でVHS型と並んでシェア争いをしていた。そして、劣勢になった時点でこんなコピーの広告をした。1984年のことである。

「ベータマックスはなくなるの?」

4日連続の新聞広告で、最終日は「ますます面白くなるベータマックス!」と締めくくられるのだが、インパクトの大きかったのは最初のコピーだった。

次に、セガがおこなった「湯川専務」の登場するCMだ。こちらは1998年。新聞広告で「セガは倒れたままなのか?」というコピーでスタート。もちろん、こちらも「ドリームキャスト」のキャンペーンへと展開させた。

そして、AIR DOのケースは1999年だ。大手が北海道路線の値下げなどをおこなう中で、「AIR DOをつぶせ!」というコピーで広告をおこなった。

その後の動きをみてみよう。 >> 民主党「自虐ポスター」の吉凶を占うと。の続きを読む