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BM一週間でマーラーとブルックナーを聴くと、さすがに疲れる。月曜日にムーティ=シカゴ響の「巨人」、木曜日にスクロヴァチェフスキ=読響でブルックナーの8番。特にブルックナーのあとは、ホールを出てからも何度も「フゥ~」と息をついて、その後のビールが、妙に進む。もう、スポーツの後と同じような、心地よい疲労感だったのだ。

それにしても、「ブルックナーやマーラー」というように一括りにされるのは、ちょっと不思議だ。歳はブルックナーが36歳年上で、親子ほど違う。長大な交響曲を書いたということが共通していて、1970年代半ばころから段々と演奏会や録音の機会が増えてきたときに、なんとなく「セット」になったのかもしれない。

検索すると「マーラー ブルックナー 違い」というワードが候補になるのも、なんとなくわかる。妙ではあるが、並び称させれてしまうことが多いのだ。

ただ、それぞれの「ファン」には特徴がある。どちらも好きという人ももちろんいるが、マーラーが好きな人の中には、「ブルックナーは苦手」という人がいて、やはり単調に感じてしまうらしい。

一方で、ブルックナーを崇める人の中には、マーラーをあからさまに嫌う人がいる。マーラーの音楽は計算的設計されていて、その辺が「チャラチャラしている」と感じるらしい。

でも、この2人の想念には相通じるものがあるんじゃないか。最近そう感じるようになった。 >> 【音の話】踊るマーラーと、微笑むブルックナー。の続きを読む