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ある「ように見える」2つの流派。
(2008年5月15日)



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広告をめぐる議論をブログで展開してみようかと思ったのには理由がある。まあ、簡単にいうと、本にする時間がかなりない、ということも1つ。それと、状況が変化するのが早いし、そもそも広告はなま物なので、ブログのほうがいいかな、といったところである。
広告関連のブログというのは多くて、「広告系ブロガー」だけで新年会までするという。きっと元々「書き好き」が多いのだろう。だからブログ好き、というより議論好きな人が多いのだろうと思っている。

議論が起きる環境というのはもう1つあって、広告業界が「伝統的流派(トラディショナル)」と「革新的流派(ラディカル)」に二分されている「ように見える」ために、なかなか議論自体が盛り上がりやすいように見えるからだと思う。
オールドとニューというと、単なる時代の新旧のようなので、トラディショナルとラディカルというように書いた。これは90年代以降の大きな変化の中で、マーケティングやメディア、広告の世界だけでなく、さまざまな業界で起きていることである。

ただ、広告は広告主、メディア、そして代理店などの業界関係者の思惑が入り乱れているので、その変化も一筋縄ではいかない。


伝統的流派の特徴は以下のような感じだ。

  • マスメディアとそれに付随する広告の力を高く見積もる

  • インターネットなどの新メディアに懐疑的である

  • 精緻なターゲティングは広告らしくない、という感覚を持つ

  • クリエイティブで人の心が動くと信じている
  • 一方で革新的流派の特徴は次のようなイメージである

  • マスメディアとそれに付随する広告の力を低く見積もる

  • インターネットなどの新メディアに大きな可能性を見出す

  • ターゲティングの精緻化が広告の進化だと考える

  • クリエイティビティより的確な情報が人を動かすと考える
  • すべての人がこのどちらかに入るというわけではなく、境界線上にいる人も多い。
    私自身、業界の外にいながら境界線上にいるような感覚になっている。次回以降は、この大きな2つの流派の仮想ディスカッションを考えてみようと思う




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