やぶからぼうに「トラディショナル vs. ラディカル」の議論を始めても仕方ないので、とあるセミナーの内容を立論として、進めて行きたいと思う。立論されたのは、湯川雅彦氏。私がうかがったのは、東京汐留で3/27におこなわれたセミナーである。
題して「テクノロジーになる広告とマーケティングの未来」。米国に行かれて「広告の未来の姿」を確信したということからの立論である。
当日の詳細な議論はこちらやこちらを参照されたいが、主旨は以下のようになる。
・広告のターゲティング技術はさらに進化を遂げ、「必要な人に必要な情報を届ける」ことが広告の本質的役割になる。
・その結果「三河屋さん(御用聞きに来る馴染みの酒屋)」のモデルが復活して、消費者の嗜好に合致するモノと情報が届けられるようになる
・販売現場においてもデジタル・サイネージのような技術が浸透することで、客層にあわせた情報が届けられる
いままでのマス広告の役割の低下に拍車がかかるであろう、という文脈であった。
実際に米国で起きていることは見ていけば、そのような流れが強まる可能性は高いと思われる。それはプレゼンテーションを聞いた率直な感想だ。
その上で、あえて以下の点が気になった。
1. 広告を見て「買いたい」と思うこと、つまり態度変容の概念が希薄なのではないか
2. 「あなただけ」:情報では広告による「同調効果」が期待できないけど、それはいいのか
3. 「三河屋さん」が廃れた理由はそれなりにあると思うんだが、今後本当に復活するのか
次回から一点ずつ僕が感じたことを書いていきたい