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勢いづくか「ネット右派」。
(2008年6月26日)



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さて、ネット右派である。
軸足はマス広告ではないが、基本的には「広告表現によって人の感情が動いて、態度変容する」という発想の人々だ。
出自はさまざまだ。もともと大手広告代理店でトラディショナルな広告に携わって来た人が、マスメディアのコミッション中心の企業体質と合わない部分があり飛び出したケースもある。また大手代理店のグループ企業で働いている人は、出自を問わずこのグループの人が多い。さらにネット専門で働く人にもクリエイターや営業を問わずに、こうした考え方の人がたくさんいる。
そして、こうしたネット右派の人にはチャンスが来ているように見えるのだ。

徹底したターゲティングによる情報設計で自社サイトに誘導するまでの技術と費用対効果の向上は、かなり来るところまで来ていると思う。
そうなると、消費者に対しての最後の一押しのメッセージで「態度変容に差が出る」ことを証明出来れば、広告プロモーションの「必勝パターン」になるのである。
いくつかのクリエイティブのパターンをテストして、態度変容の差を見ていけばきっと一定の知見が得られるだろう。
マス広告の場合は、調査で「買いたくなりましたか?」と聞いて評価するから、どうしても購入喚起の指標としては説得力がうすい。またテレビCMの改訂はコストもかかる上に、変えてどうなるのかも結局は「エイヤ!」である。
ただしネット右派のクリエイターは、そうした発想を「左派的ドグマ」として否定していく可能性もある。広告、というか購買行動における論理と感性のどちらに重きをおくかは、その人の人間観のようなものも絡むので、容易には交わらないのである。
ユニクロが世界的広告祭で高評価を受けていることも「右脳派」を勢いづけるかもしれない。
ただ、せっかく可能性の高いネットの世界なのだから、左右の壁が高くならないうちに、一気に新たなモデルを作れるチャンスだと思うのだが。




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