
ガソリンがまだ上がっている。
日本人にとって「許せる価格」は170円台ではないか、と以前に書いたが、最近聞いてなるほどと思ったことがある。
キャシュで払って、「10,000円で足りない時」というのが結構、厳しいというのである。たしかに、それはわかる。ハイオクで60リッターを満タンにすると、そうなるだろう。
10,000円でお釣りが来ないとどういう発想になるのか。
「そろそろクルマを手放すのもありかな~」となるという。結構唐突ではあるが、何となくわかる。僕も、昨年秋ごろ給油している時、小さいクルマに買い換えたくなり、今年実行した。
いきなり「手放す」決断をするわけではないのだろうが「とりあえず、アタマをよぎる」というのである。
最も、1回の給油で10,000円を超えるのはハイオクの大型車に乗っている人から実感しているのだろう。だが、値が上がるにつれて「10000円でお釣りが来ない」ことを実感する人は増えるだろう。それが、ドライバー心理にかなりの影響をもたらすかもしれない。
だが、都市部のサラリーマンのようにクルマが必需品でない場合と、地方で足代わりにしている人は切迫感が違うと思う。
クルマが必需品であるエリアにおいて、ガソリンの高騰は本当に「困った」問題である。総支出を同じにするなら、何かを切り詰めなくてはいけない。また移動の頻度を減らすしかない。
だが、都市部のサラリーマンは「困った」という人は多数派でない。あまりに高いガソリンを払って「バカバカしくなった」という感じだろう。「困った」ならどうにか工夫して乗るだろうが、バカバカしいと感じると意外と手放すのも早いかもしれない。
売上げの季節サイクルから行くと、秋以降に車検を迎える人も多いだろう。夏休みも終わり、そのあたりに「縁の切れ目」が来るのか。価格の推移によっては、構造変動が起きるかもしれない。