初めて会った男は「岡本」と名乗った。
「苗字は岡本。では、名前はなんだと思う?」
「え?」っと思わず僕は問い返した。
男「普通に考えれば、いいんだ」
私「ふつう、とは?」
男「まあ、岡本と言えば?」
私「太郎、でしょうか?」
男「普通はそう考えるな。だが君はストレートすぎる」
私「ハア...」
男「私の名前は俊一郎だ。岡本俊一郎。ちょっとズラせばいいのだ」
私「ズラす?」
男「岡本ではなく、岡野にズラすのだ。そうすれば、俊一郎だ。岡野と言えば、俊一郎」(なお、岡野俊一郎氏は日本サッカー協会元会長)
私「そうですか...」
男「そもそも、世の中はズレているのだ。偏っているのだ」
私「ハァ」
男「公平という言葉がある。だが、その"平"という字も不均衡だ」
私「左右に対称で均衡しているように思えますが」
男「上下ではどうだ?」
私「ハ?」
男「明らかに上が重い。不均衡ではないか」
とかいう会話の途中で目が覚めた。
こういう会話の夢を数日前に見たのだ。
しかし、なんなのだろうか。夢に出てくる謎の男は、私ではない。だが所詮は夢である。男の発言は僕の潜在意識ということになるのだろう。僕は、「平」という字が左右に均衡でも上下では不均衡、とか心の底で考えていたのだろうか。
これほどまでに、会話を記憶した夢もまた珍しい。岡野俊一郎氏が出て来ることにいたっては、全くの謎である。
ありがちなまとめだけど、ちょっと疲れているのだろうか。