銀座の辺りを歩いていたら西武百貨店のポスターが目に入った。
コピーがある。
「日本を明るくするのはオカイモノだ」
夏市・冬市のポスターのキャラクターのクマは相変わらずだけど、今年はコピーのご託宣がある。
経済政策的にいっても個人消費のウェイトは高まる一方なので、このコピー自体は正しいのだろう。
しかし。
地下鉄で見たAERAのポスターの大見出しが"ボーナス「激減明細」"だったりするわけで。そうなると、「明るくしたくてもワタシは参加できん」という人がきっと多いのだろうな、と思う。
「カネがあっても使わない」状況と「元々使えるカネがない」状況では、手の打ち方が違う。最近はジワジワと後者の方に傾いている人が多い気もするのだ。
昨秋以来の不況は、地方の企業城下町を直撃した。ところが都市部のホワイトカラーの報酬は3月まではどうにかなっていた企業も多い。
都内で直撃を受けたのは外資系などの高額所得者を相手にしていたビジネスで、「フツーの店」はまだどうにかなっていたところもある。特に大企業はいったん決めた報酬は年度内まではそれなりに払うのだ。
様子が変わったのが、夏季賞与の大幅減からだと思う。あと、インフルエンザ以降モノが売れないともいうけど、これはGWの反動というのもあるのだろう。
とりあえずお出かけして、帰ってみたらボーナスの補填なし。
という環境で今さらながら百貨店からマクロ経済の講義を受けてもどうなのか。
かつて、大衆にお説教していた百貨店のコピーもおとなしくなって、西武のセールもクマ任せだったけど、あまりの不振に、ついついお説教したくなったのか。
かえって鬱陶しいようにも思えるけれど。
「このご時世にそんなこと言われても、クマには騙されんぞ」って反射的に思いました。
一方、西友のCMはひたすら”安さ”を売りにしていますね。例えば、液晶テレビ42型が10万を切っていて、確かに安いようです。
クマには騙されてもいいけど、コピーライターには騙されたくないですねえ~。