アドテック東京、というイベントのパネラーを勤めた。9月3日の17時からのセッションで「マーケター・タレントの育成」、つまり人材育成をテーマとしたセッションである。
モデレーターがADKインタラクティブの横山氏、そして、東芝の荒井氏、スケダチの高広氏に、僕である。
「うちの会社は」というような"売りもの"があるわけでもないので、「身軽」なセッションである。質疑にもそれなりの時間を割けたし、そもそも台本無しにドンドン質問が振られるので、"飽きない"という意味ではなかなかのディスカッションだったと思っている。
会場の空気など、全体を通して感じたのは「ああ、"広告業界"の定義が変わるんだな」という空気感である。
広告=adに、技術=techがくっついてこれだけのイベントが成立する、というのは、見る人から見れば当たり前なのかもしれないけど、それなりに「昔」を知っている立場からみると、「隔世」な感じはするわけだ。
もっともこういう変化は広告だけに限らない。金融業なども、この四半世紀で様変わりして「技術」のしめるウェイトは急増した。文科系の人間が何となく集まって成り立っていたような産業は、大きく変化している。
それ以上に感じたのが「会社より個人」の結びつきが、いよいよ太く強くなってきたな、ということだ。「企業名」を前面に出す行為が、なんともいえずに「時代にはぐれた」感をにじみ出してしまう。
そもそもこのイベント自体、武富正人さんという"一人"の情熱と、それに賛同する多くの人々の協力で成り立ったわけだし。
当日はいろいろとキャリアについて論じたが、こういう個人の行動が「何かをつくる」という現実がすべてを語っているように思えた。
関係者の皆様、本当におつかれさまでした。また、いい機会を与えていただきありがとうございました。