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BPO「画期的意見書」の品質と哀愁。
(2009年11月17日)
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放送倫理・番組向上機構(BPO)という団体の名前は最近になって、耳にすることも多い。放送番組に対する苦情などの申し立てを審理する機関で、みのもんたの番組で行き過ぎた表現があった、とかそういう個別案件の勧告をしていた。
今日発表されたのは、「バラエティー番組」全般に関する、リポート。つまり視聴者からやたらと苦情の多いバラエティー番組に対する「ご意見」である。
リポートはBPOのホームページの「第07号」である。PDFで見られるのだけれど、これは興味深い。メンバーを見ると、そう簡単にテレビに文句つけるだけとは思えないのだけれど、さすがに考えたようだ。バラエティーの過去を振り返りつつ、現場への提言になっている。
バラエティーと視聴者との関係について触れられているキーワードは、バラエティーだけでなくドラマなどにもあてはまるし、テレビ以外のメディアにも、そして広告にも合致すると思う。
『「つまんねえよ」と視聴者は言う』『視聴者は素人ではない』とか。
一方、文体など、かなり昭和臭が漂っていて、無理している感じもあるのだけれど、分析自体は骨太で、社会構造の変化を上手にかつ、学生辺りが読んでもわかるように表現しているな、と思う部分もある。
一読に値するユニークなリポートだと思うのだけど、読んでいるとなぜか哀しくなるのも事実だ。
理由は簡単だ。老いた親が、中年になってもダメなドラ息子を諭しているような感じが漂うのである。一代で財をなした偉大な創業者と、困った二代目。親の財産で食っているから、オリジナリティはなく、人望もない。
でも親も見離せないので、わかりやす~く「お説教」しているという図。
制作費や視聴率に挟まれて厳しい戦いになっている現場は、この「愛の説教」をどう感じるのだろうか。




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