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正しい出遅れ。
(2010年1月 6日)
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キヤノンマーケティングジャパンが、来年の新卒採用について「重要なお知らせ」を載せている。
「訳あって、今年の採用活動に出遅れます。」という見出しの文章を読むと、採用活動を夏以降にするという趣旨が書かれている。
理由の1つは「業績の先が読めないので3月の決算以降にする」ということ。もう1つは「学生の学ぶ機会を奪わない」ということらしい。
僕は大学の講義で言っていたし、本にも書いたけど就活の早期化には以前から疑問を呈している。一部の「出足のいい学生」ばかりが有利になるし、そもそも授業もサークルも3年夏からグチャグチャになる。インターンも本来の趣旨を外れて青田刈りの場になっているケースも多い。
このキヤノンMJの動きはそういう意味では全うだと思うし、ハッキリ宣言するのもいいと思うのだけど、それでもどこかに疑問は残る。
1つは「結局不景気に押されてか」という感覚がぬぐえないことだ。本当に学生と向かい合って考えるのなら、景気低迷や採用計画とかに関係なく夏以降の採用になったんじゃないかと。
もう1つは「キヤノン株式会社」は、別に普通の採用をするらしい、ということ。HPを見ると、とりあえず採用を始めようとしているように見える。
ただ、採用担当者にとっては「誰かに言い出してほしい」タイミングではあったと思う。そういう意味では「日本経団連会長のグループ会社」というのは、先陣を切るには絶妙のポジショニングなのかもしれない。
いずれにせよ就活スケジュールの見直しは、いいことだと思う。理由が不景気でも何でも、現状よりは遥かにいい。HP上でのこういう「出遅れ宣言」が企業評価の向上につながるなら、安価な投資だろう。




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