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インターネットへの無邪気な感謝。
(2010年3月26日)
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会社を辞めて独立してから5年半経った。
その間、古巣の広告市場は大変動だった。経済変動とメディアの技術革新で風景は一変している。
当然インターネットの影響は大きい。
しかし、考えてみると独立事業者としての自分はネットの恩恵をフルに受けてきた。
まず、第一に営業コストが削減される。ネットがない時代は、事務所を構えて、秘書(または同様のサービス)がいて、会社組織にすることで、まず「信頼」を得る必要があった。
いまだに1人の個人事業主だが、これもホームページで発信できて、かつ依頼を受けられる仕組みがあるからだ。
素晴らしいではないか。
次に、モノや情報の収集において個人と組織の差が減少した。会社を辞める時「情報が入ってこないのでは?」と主に年配の方が心配してくださり自分も気にはなったが、それは杞憂であった。
政府の調査データなども簡単にダウンロードできるし、検索エンジンでナマの声も拾える。
実は研究で助かるのは古書の入手が恐ろしくラクになったことだ。絶版の本を求めて神保町を彷徨したり、早稲田から高田馬場まで歩くこともなくなった。これは本当に重宝する。
さらに、人的ネットワークの広がりと絆。これについては、多くのインディペンドのプレイヤーが実感していることだろう。
ここで、当たり前の「ネットの可能性」を自分なりに整理してみる。

インターネットは個人の力を社会と結びつけ、個人と個人の結びつきをダイナミックに変えて、人の自由の可能性を広げたのだ。
というように、改めてネットの恵みを実感して、無邪気にネットを礼賛してみたくなったりもするのである。
何で、こんなこと書いたのかというと、ネットが「空気」状態になって、人々から何となく感謝の気持ちが薄れているような気がするのだ。インターネットのもたらした恩恵をもっと日々噛み締めたっていいんじゃないか。マスメディア命の人が好きな、「アンチ・ネット」的言説との議論に労力を使いすぎない方がいいと思う。
そのくらい、ネットは「個人」を活かすものなのだから。
マーケティング・コミュニケーションの領域においても、もうマスメディアへのカウンターとしての議論にこだわることもない。このブログを始めた頃に「非マス⇔マス」「右脳⇔左脳」の人材マップを書いてみたけど、これもそろそろ変わってきている気がしている
自分自身の5年を振り返っても、ネットというインフラやそれに関わるサービスには山ほど助けてもらった。会社生活に飽きた自分にとっては、テクノロジーのおかげで本当にいい時代を過ごせていると思っている。
ネットに関わっている人の中でも、いろんな人がいて競争があって議論がある。でも、まずは無邪気に「ネットがあってよかったよね」ということを、原点に立って共有してもいいんじゃないかと思ったりする。#mujakiとか。
などと思いつつ、4月からこのホームページを一部リニューアルする予定。このブログも"広告って、なに?"というタイトルではなくなり、さらに別のスタイルの情報発信をするつもりである。
システムと仕事の関係でこちらのブログのエントリーはいったん最後となります。今後のお知らせは4月1日を予定していますので、よろしくお願いします。


コメント(1)
[ Mr.TMN ] | 2010年3月26日 23:11

リニューアル楽しみにしております。親会社の研修の講師としてお話をお聞きしてからずっとブログを拝見させて頂いています。我々のようにネットから広告やマーケティングの世界を知った世代にとっても大変勉強になるブログです。引き続き、楽しみに拝読させて頂きます。

株式会社TMN代表取締役:山本




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