naoto_yamamoto:Blog / 桃園雑科帳
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居所の旧町名は桃園。犬屋敷の跡に植えられた桃が一面に広がっていたと言います。

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桃園雑科帳でタグ「シカゴ響 サントリーホール」が付けられているもの
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「アメリカからの御馳走」とはシカゴ交響楽団の来日演奏会である。
シカゴ響をはじめて聞いたのは86年の来日で、ショルティ指揮のマーラーの5番。東京文化における語り草の名演だった。あまりに素晴らしく、まだ売れ残っていたバレンボイムの演奏会のチケットをロビーで買ったほどだ。
だが、数日後に聞いたバレンボイム指揮の演奏会は別のオケのようだった。バレンボイムは、露骨なほどに金管を抑えようとする。あれほど、掌をオケに向ける指揮は初めて見た。
その後ワーグナーの引っ越し公演のバレンボイムは何度か聞いて、別段悪い印象はないのだが、ことシカゴ響との組み合わせだとあまりいい印象がない。2003年はボレロの演奏でトロンボーンが冗談のようなミスをした。
指揮者を「シェフ」に喩える人があるが、そうだとすればオケは「素材」ということになる。シカゴ響は超一流の素材で、いわば最高級のビーフのような感じ。
それなのに、バレンボイムは肉の脂もうまみもすべて奪ってしまっていた。ヘルシオかあんたは。
そんな中での、ハイティンクとの来日だったが、「世界最高」の印象だった。
曲目はモーツアルトの交響曲41番「ジュピター」とR.シュトラウス「英雄の生涯」。トランペットのハーセスは退いたようだが、クレヴェンジャーは健在。あらためて「シカゴのブラス」を堪能したけど、印象的だったのは弦の素晴らしさ。
近年聴いた来日オケと比較しても、ベルリンより重厚、ウィーンより流麗、ルツェルンより精緻、コンセルトヘボウより強靭。
席がLAブロックだったこともあるがシュトラウスでビオラ以下の弦がグイッと弾いた時のインパクトはゾクッとして、間もなく幸せになる。もともと自主性の高いオケである。ハイティンクはそれを知り尽くしているから、結果的に音楽がクッキリ浮き上がる。
最高の素材のうまみを引き出すシェフ。下手のソースを使わず、グリルの炭加減だけで勝負する職人のようだ。
終演後、大学の先輩と妻と三人で新宿三丁目の北イタリア料理の店へ。
メインは豚のソーセージ、子羊、牛の炭火焼のグリル。ここのシェフもまたすばらしい。

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