naoto_yamamoto:Blog / 広告って、なに?
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新年になった。
一年前は「2009年の気になること」とか書いていたのだけど、今年はそういうことを思いつかない。
それよりも、自分自身が独りで仕事をするようになって5年経ち、いろいろと来し方行く末を考える歳になっている気もする。
今でも、「よく会社を辞めたものだ」と自分自身が信じられない気もする。その判断を悔やんだことは一度もないのだけれど、組織命令もなければ定年もない今の状況は「過剰な自由」のように感じれられることもある。
ここ何年かの正月は妻の実家のある愛知で過ごす。元旦に新幹線に乗り、3日か4日に帰京するパターンが多い。今年は雪景色の中で乾杯して、昨日戻った。20代後半に働いていた名古屋市内で昼食をとり、散歩するのも慣わしになっている。
地下道を歩くと、20年前のままの店もあるが、様変わりという感じだ。ファッションも飲食も、日本全国、というより世界中同じようなブランドがあちらこちらに見られる。
見知らぬ土地で、20代後半を一人で過ごしたことは、今の仕事をする上で力になっている気もする。孤独への耐性が少しはついたのではないだろうか。昨日も中心部の栄交差点にいると、初めて転勤の下見出張に来た時の不安な気分を思い出す。
名古屋での4年半は"まだ"コピーライターだった。しかし、自分自身は広告制作の仕事を続ける気は段々と失せていた。バブル期の東京を遠目に見ていて、「何かが違う」と感じていた。
東京に戻る1年ほど前、ちょうど新たな人事制度が始まろうとしており職種転換の希望が出せそうだった。しかし、転勤と職種転換を一緒に行うのは困難のようだったので、制作職として戻ることになった。
あの時、名古屋で感じていたことは何だったのだろう。当時の名古屋は地味な街だけど、身近なところに「リアルな生活」があった。東京中心のメディアが振りまくイリュージョンは、いつまでも通用するのだろうか?そんな感覚だった気もする。
その半年後に訪れた転機は、振り返るとまさに「岐路」だった。(一応続く)

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