というようなタイトルの自己啓発本があるわけもないが、あってもかなり中途半端な内容になりそうである。
なんで、そんなこといきなり思い出しかと言うと、この間、母が誕生日を迎えたわけで。既に古稀を過ぎて、さすがに無理はきかないようだが、そもそも無理するようなこともないはずで、まあ、それなりに元気である。
で、ふと思い出したのだが、思い起こすと僕は「AIDMA」という概念を母から教わったのだった。高校生の頃である。
「広告にはAIDMAという法則がある」という話を聞いた。
これは、今にして思うと妙な気もするが母は大学生の時に広告研究会に所属していたのだ。それで、ちょうど自宅に「朝日新聞に見る広告の100年」とかいう本があり、高校に入ったばかりの僕がそれを熱心に見てたら、「AIDMA」の話になった。広告研究会で使っていた、古いテキストも後に見せてもらった。
よくもまあ、そんな昔の概念が未だに「現役」でいるもんだ。
ちなみに母はそういう環境にいたので、友人には電通や博報堂の幹部クラスもいて、場合によっては僕の上司になったりしたこともあった。母は、僕の就職以前から、そういう人のギョーカイ与太話を聞いていたこともあり、僕が代理店に行くことには両親とも抵抗がなかった。そもそも、銀座に買い物に出たついで、フラリと電通や博報堂に「遊びに行っていた」らしい。相手がヒマだと、お茶を飲んだりしていたという。
当時は、広告代理店への就職を親が反対することも多かったのである。