世間では仕事始めだが、僕は来週まで殆ど休みである。
というか来週からの仕事のための勉強や準備をしているので、基本的には家や近所にいる。7日に午後から国立演芸場に行くくらいしか予定もない。
例年にないスロースタートなんだけれど、月の後半から3月に至るまでは、例年以上に慌しい。
3月には久しぶりの新刊を出す。何かを出すと、新たな仕事の展開がある。今回のテーマはいつになく"思いつき"の面もあるので、どうなるか楽しみだ。
ふと気づくと、今の手帳を使い始めて20年以上になっている。英国の"レッツ"の製品である。入社3年目に「レッツの手帳」の雑誌広告のコピーを書く機会があり、その際もらったのがきっかけでずっと使っている。
一度会社を辞めた年に、大判のものがいいような気がして変えたことがあるのだが、翌年には戻した。手帳を大きくしても自分の時間が増えるわけがないのである。結局ジャケットの内ポケットに入るこの細長いサイズで十分だということを知った。
いろんな自己啓発の怪しいお話の中でも「手帳で夢がかなう」というのは、怪しさにおいては最右翼だと思う。そもそも成功した人は、時間ややるべきことの管理をしているから成功したわけで、当然何らかの手帳を使っているはずである。
一方で毎年何千万もの手帳が買われていて、それでも成功する人は相変わらず一握り。十分条件と必要条件の区別もつかないからこうした話に踊らされるのだろう。
不安な世の中になると怪しい話が増えるけど、冷静に暮らしていきたいな、と改めて思う。