naoto_yamamoto:Blog / 桃園雑科帳
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居所の旧町名は桃園。犬屋敷の跡に植えられた桃が一面に広がっていたと言います。

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カテゴリ[ 日記のようなもの ]

先週末に関西で仕事があったので、そのまま山陰を旅して月曜の遅くに帰ってきた。
火曜に大学に行ったあとは、久しぶりに時間が空いていて気がつくと11月中は殆ど開店休業である。自転車で適当に走ってランチの店を開拓して、昼からビールを飲んでDSで遊んだりしているうちに三連休になった。
わざわざその一週前に旅しているのだから、格段の予定もない。21日の夜に志の輔の一席を明治安田生命ホールに行くことくらいか。毎月21日にこのホールでおこなわれた独演会も十年を越えてこの日が最後。階段に座布団席が出るほどの人気で、そうでなくてもチケットがとれない会の千秋楽なのだが、妻がフツーにぴあをいじっていたら席が取れたのだ。
「ディア・ファミリー」と「帯久」の二席を堪能する。志の輔は毎年1月のパルコを聞くときも思うのだけど、自分自身に課している「何か」があって、その「何か」に従ってプランを立てて生きている気がする。
この会も別に打ち止めにする必然性はなく、本人も「事業仕分けじゃありませんよ」とネタにしていたけど、でも彼にしかわからない「何か」があるのだろう。
こういう夜の噺のできに言及するのは野暮というもので、とりあえず余韻に浸ろうと最近気に入った寿司屋へ行ったら、ついつい日が変わるまで腰を落ち着けてしまった、というほどの良い余韻だった。

怠惰な三連休の怠惰な文章。の続きを読む
(2009年4月13日)
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錦町2.JPG
すっかり桜も散ってから書くのもどうかと思うんだけど、平日の昼に花見に行った。とっくに先月のことである。
行った日は、結局五分咲きくらいだったんだけど、市ヶ谷から法政への方へ土手を歩いて、靖国の境内を眺めて、千鳥ヶ淵へ。夜桜とか酒を飲んでの宴会には興味がないのだけど、午後に散歩してそのまま、明るいうちからビールを飲む。
毎年、仕事の隙間を見つけて妻と歩いている。
自宅の近くにも桜並木はあるのだけど、都心の桜は格別に思える。樹齢もあるのだろうが、枝振りが立派で華やいでいるのか。
母は九段の靖国の裏手で生まれ育ったのだが、十年ほど前に「やはり桜は千代田区に限る」とか言い始めて、再度通うようになった。最初は何を言っているのか?と思ったが、たしかにそう感じるようになった。
竹橋の近代美術館を抜けて、神保町の居酒屋に行こうと思った。ここは新入社員の頃によく行った店がある。博報堂の旧本社ビルは未だここにあるが、当時は面接から新人研修までここでおこなわれていた。
久しぶりに前を通ったのだが、ひと気がない。
全体がネットで覆われている。
関連会社が入居していたような気がしたんだけど、変わったのだろう。
この建物は歌舞伎座や明治生命館を設計した岡田信一郎の作だが、どうなるのだろうか。
すずらん通りの居酒屋は建て替えたようだけど、味も雰囲気もいい感じだった。タマネギのフライのカリリとした感触と、すっきりしたポテトサラダが特に印象的。
ただ、古本屋を覗くと、本が溢れているところが多い。売る人はいても買う人は少ないのか。ここ数年新規の出店も多く、秋葉原の隣接地帯ということもあって注目されていた神保町だが、ちょっと潮目が変わっているのかもしれない。
旧本社周辺の静けさと相まって、何となく気になることではある。

葛西.JPG
午前中に一件打ち合わせのあと、午後まで妙に時間が空いた。
百貨店から春夏物の内覧会の案内が来ていたことを思い出して、とりあえず新宿へ行ってみる。
まずは昼食。最近気にいってるというか、気になっている新宿御苑近くのカレー屋。北大の寮の同好会の人が、好きが昂じて店を開いてしまったという。行くたびに、味が不安定な気もするけど、それがまた楽しい。昨秋初めて行った時には平田満さんが一人で台本を片手に食べていた。
百貨店まで、三丁目の路地を歩いていくと制服姿の警官が建物の入口に2人いる。くまもとラーメンの店の前。さらにスーツを来た男性が、なにやら入口の横の壁を妙な道具を使ってチェックしている。
「くまもとラーメン殺人事件」とかではなく、ラーメン屋の入口の脇、2階に通じる階段の辺りを入念に調べている。
鑑識官だ!先日までDSの「THE鑑識官」とかをやっていただけで、妙に親近感がわく。タッチペンを持っていれば、手伝ってあげられたかもしれないのに。階段は「警視庁」の文字が書かれた黄色い非常線。
あまり見ないものを見た妙な満足感のまま百貨店に行き、そのままもう一件の打ち合わせに。
それが終わって3時過ぎに三田界隈。帰ってもいいのだけど、快晴である。実は時間があったら、久々に走り回ろうと思って今日はクルマで来ていたのだ。
思い立って、葛西臨海公園まで一気に走る。芝公園から20分足らず。水族園を見て、外に出ると西日が明るい。再度高速にのって、荒川沿いに北上し、S1から外環まで一気に走り抜けると、正面に夕焼けの富士山が見えた。
帰宅すると、クライアントからヘビーなデータが届いている。週末はこの読み込みと、試験の採点で終わりそうな感じ。

(2009年2月 4日)


立春前日.JPG月曜日のこと。一仕事して昼前に近所の散歩に出かけた。
猫が、じゃれ合って追いかけっこをしている。どうも様子が変だと思ったのだが、声で分かった。さかりがついているのだ。
立春の前々日のことである。もう少し歩くと、日なたで久しぶりに馴染みの猫を見かけた。春になってくると、散歩コースに数ヶ月ぶりに知っている猫が復帰して、どこかホッとする。気候の上では2月は冬である。ただ、動物の動きを見ているとこの時期を「立春」という昔の人の感覚は誤っていないように思えるのだ。
この日は、午後から2ヶ所でミーティング。5時前に戻り、デスクワークをして再度六本木へ。
電通と博報堂の若手社員と三人で鮨屋に行った。
やめとけばいいのに、広尾のバーに行って一日早い豆まきをして、さらにもう一軒行って2時半過ぎに帰宅。
話したことは、なぜ、マグロを天ぷらにしないのか、とか関ジャニ∞はなぜ∞と書いてエイトなのか。
それで、どうしてこの時間なんだか。
節分の日は夕方から青山学院の試験。南大沢のアウトレットによってスーパーを見ているうちに、夜は「白ワインとミラノ風カツレツ」と突然思い立ち、"インドワイン"を衝動買い。
そして、今日が立春。講演のレジュメを作って、昼前からジムでランニング。家に戻ったら来月に出す新刊の再校。
もう少し頑張ると、夜には久しぶりに「アメリカのご馳走」を頂く予定になっている。最も、素材はオーストリアやドイツの予定だが。
とりあえず穏やかな立春前後。

(2009年1月16日)


コメント(2)

あまり正面切って「反省」などしない方だが、昨年については明確な「反省」がある。
一冊も本を出さなかったのだ。
最初に本を書いたのは共著の本で2000年に出した。単著は2004年に出して、その年に退職。別にノルマを決めたわけではないけれど、1年に2冊は出していた。2007年に出した直後にアイデアを考えて出版社にOKをもらっていたり、他の依頼や打診を頂いていたにも関わらず、なかなかカタチにできなかった。
仕事の忙しさだけでいくと昨年が一昨年よりも忙しかったというわけではない。うっかり先延ばしすると一年くらいあっという間に経つのである。ああ、怖い。
で、今年の3月に久しぶりに新刊を出す。昨年の9月頃に脱稿していたのだが、当然出版社の方にも事情があって少し間が空いた。ただ、慌てて出していると金融危機の騒ぎで埋もれていたかも知れないので、間が空いたこと自体はいいと思っている。
だが、先日、校正の入ったゲラをもらって改めて気づいた。
もう、全然世の中の空気が違っているのである。昨年夏以前に書いていた部分とかは、とにかく「のんびり」している。いま読んでいると、かなり呆けていえるように見えるのだ。
だからと言って、あまり危機感を煽るような書き方は好きじゃないし、そもそも3月にどうなっているかもよく分からない。
あまり時代に媚びたように書いても仕方ないので、まあゆっくりと見直してみようかと思っている。いずれにせよ、タイトルからかなり"緩い"本である。個人的には気に言っているけど、どうなることやら。

(2009年1月 9日)


金曜には雨か雪と言うので、久しぶりに昼間は自転車で散歩した。平日の昼に知らない町で行き当たりばったりランチをするのは自分にとっては最高の娯楽である。
食後のコーヒーを飲みながら読んだ文庫本の小説が面白かったので、いい時間だなぁ、という実感が増してくる。
夜には会食があった。白金のホテル内で中華料理である。
私より幾つか年上でのコンサルタントの方二人で新年会という風情になった。
とある仕事でご一緒してから、年に2~3回食事に行く。三人とも食べるのも飲むのも好きなので、何となく続いているのだけど、勉強にもなるしおもしろい。
六本木のドイツ料理に始まって、麻布でふぐ、三田でフレンチ、大塚で鍋などなど。昨年夏には「明るいうちから南千住の鰻屋で飲もう」という企画を二年越しで実現。4時過ぎから飲み始めて鰻をつつき、浅草でホッピー飲んで、バーに行って9時前だった。
その頃一人が米国出張帰りで「アメリカはサブプライムで大変そうでさぁ」というのが、軽いジョークのネタになっていたことを覚えている。
「別世界にいるようだ」と、しみじみしてしまった。
さて、今年も1週間が過ぎた。そろそろ僕も起動しなくては。

(2008年12月 1日)


膝のネコ.JPG
妻がいない。と言っても、単に実家に帰っているだけなのだが、とりあえずの1人暮らしである。
妻に任せていることを自分でする。どうなるかというと、まずネコに起こされる。エサをやって、トイレ掃除から朝が始まる。ネコは勝手である。私一人しかいない時に限って、仕事部屋に来て邪魔をする。今日も膝に乗ってきた。
しばらくゴロゴロいっているので、何となく撫でてやっているうちに時間が経つ。
この後、キーボードをいじったり、モニターに擦り寄ったりと意味不明の行為をしてから去って行った。
ネコを飼ったのは結婚して数年経ってからである。一人暮らしの時にネコと同居していたらどうなったのか?と考えると、それはそれで面白い。
何だか、全然違う人生になっていたのではないかという気もする。
ネコは、前触れもなく仕事場から去って行った。南向きのリビングに、そろそろ日が射す時間帯でもある。「メシ・クソ・寝る」つくずく動物の基本に忠実だ。そして、その間に人の仕事の邪魔をする。
やってみたいもんだ。

(2008年9月 3日)


コメント(2)

腰抜け.jpg
涼しかった秋風の数日後、我が家の猫に試練が訪れた。
雷である。
「平成20年8月末豪雨」という、まんまのネーミングになった先週の雷雨時。気がつくと、猫がいない。
探したら、扉を開けっ放しにしていたクローゼットに隠れていた。いつもは女王のように、いろいろ要求するが、臆病なのである。
中から連れ出したら、しがみついている。どうなっているのかと思って、床におろしたら腰が抜けたようである。
面白がって、撮った写真がこれである。
本当に腰が抜けているようで、置いたらそのまんま。ただの黒い置物と化してしまった。やがて匍匐前進でクローゼットに帰っていく。やっぱ怖いものは怖いのである。

(2008年9月 1日)


秋風.JPG
五輪が終わったら秋になった。
先週の後半は雷雨で大騒ぎだったが、前半はとにかく涼しくなったのに驚いた。夕食の頃に窓を開けっぱなしにしておいたら、猫が涼んでいる。料理をして、少し暑くなったので除湿でもかけようかと窓を閉めると、カリカリと前足をサッシに引っ掛けて「開けろ開けろ」とアピールするので開けてやった。
どうするかというと、どうするわけでもない。
網戸越しに、ちょっとたそがれた感じで、外を見つめている。猫の背中には、不思議な哀愁である。この写真に「夏の終わり」と名づければ、そんな風に見えるかもしれない。

(2008年8月11日)


夏休み.JPG
本日から夏休みにした。まず、都内に4日くらい引きこもる。
これはもう4年目の習慣、つまり会社を辞めてから毎年このパターンである。
そもそも帰省したところで、生家は同じ区内でクルマで10分。行ったところで両親は避暑だから、こうしたパターンになる。その上、猛暑の中旅に行く気はしない。
やることは読書かゲームか原稿書きである。まだドラクエⅤが未開封なのだが、それは妻に譲ってとりあえずは本だろうか。佐野眞一『甘粕正彦 乱心の曠野』から取り掛かろうかと思っている。
3年前は、同じ時期に同じ著者の「阿片王」だった。本を読みながら外を見ると、官邸や国会議事堂が見える場所で、そういう風景で戦中のノンフィクションを読むのは印象が強い。
読了の朝は8月15日で、永田町では半旗であった。唐突な議会解散で、閑散としていたことを思い出す。
というわけで、既に買ってあった「甘粕」はこの日までとっておいた。
今回は、音や映像も持ち込んだ。志ん朝のDVDも楽しみだが、歌舞伎の昼席にも行くつもり。あとは雷雨をどう避けるかが重要なのだろうか。