2015年12月アーカイブ

kita何度か書いているけれど、今秋から能を見始めている。夏に見た寒川神社の薪能がきっかけで、いろいろと通うようになり、今日は、初めて目黒の喜多能楽堂に行った。

まだ評するほどではないが、感じたことを覚え書きにしておきたい。

■ やっぱり客層は高齢者中心

これは予想通りだったが、相当に年齢は高い。昼間の寄席などは団塊世代が支えている感じだが、さらにその上という感じである。ただし国立能楽堂の主催公演だと若い人も女性を中心に結構いる。これは、チケット価格も関係しているかもしれない。

■ チケットは結構高い

最初に国立能楽堂に行ったときは、一番高い正面席が4,900円で、一番安いのは2,700円だったので「そんなものか」と思ったんだけど、そんなものではない。観世会だと12,500円から7,000円。定期公演や企画公演などで違いもあるがよその流派でも、一番高い席は10,000円くらいするし、安くても5,000円くらい。

出演者は少ないが能楽堂は座席数が少ないし、仮に増やしてもそうそう埋まるわけではないだろう。衣装などの維持を考えるとこうした価格になるのだろうが、これは若い人に広めていく上で結構ネックかもしれない。歌舞伎座1等席の18,000円はともかく、宝塚とN響のS席が8,800円という辺りと比較しても、高い印象がある。とりあえず安いチケットを買っていて、それでも十分楽しめるけどね。

ちなみに国立能楽堂の主催公演はまず満席になるので、やはりチケット価格がひっかかってるのだろう。 >> 「能」について、いろいろ感じたこと。の続きを読む