2016年07月アーカイブ

選挙の前になると、「首相動静」とかが慌ただしい。あちらこちらで演説をして、飛び回っている。「へえ、こんなとこで昼飯食べるんだ」とか、妙なところに目が行くこともあるけれど、今回の選挙で気になったのは「練り歩き」だ。

とにかく、毎日のように「応援演説をしては練り歩き」というパターンだ。

記事検索で「練り歩き」と調べれば、その数の多さが分かる。2014年総選挙の期間で検索したら1回だけだったので、今回は相当練り歩いているのだ。

警備の人は大変だと思うが、この練り歩きはソーシャルメディアを相当意識しているんじゃないかと思っている。

支持するかしないかはともかく、首相が地元商店街を歩いていればカメラ、というかスマートフォンや携帯電話を向ける。そして、ついつい発信する。実際twitterを「(訪れた)地名 首相」で検索すると、結構な数が出てくるのだ。

街頭演説でいくら集まっても、国政選挙はメディアで決まっていくという面はたしかにある。ただし、地方だと首相などの来訪自体がニュースになるし、一定の効果はあるはずだ。ただ、都市部だとそうはいかない。演説がすぐには効かない。だとすれば「撮って拡散したくなる」状態をつくるのは、たしかにうまいやり方だと思う。 >> 演説よりも「練り歩き+拡散」になった選挙戦。の続きを読む