2016年12月アーカイブ

年末が近づくと、掃除関連のCMが目立つ。

そして、フト気が付くと、トイレはことごとく男が洗っているような気がする。いや、少なくてもCMの上ではそうだ。

たとえば、大王製紙の「キレキラ」は昨年からバカリズムが掃除していて、今年も同じ路線だ。

また、ジョンソンのトイレスタンプクリーナーは、まず出てくるのは女性。トイレを見ながら「今日も掃除してくれたんだ」と言うと、男性が「してないよ」とつぶやく。「週1回のスタンプクリーナーでキレイ」という訴求だけど、どうやら夫がいつも気を遣っているという設定になっている。

そして、ふと気づいたんだが山下智久もトレイを掃除していた!LIXILのCMではアリの恰好でゴシゴシやっている。茶々をいれるキリギリスは、ピエール瀧だ。さすがに、洗剤で自宅の掃除をしてる設定ではない、このキャスティングが逆では全く面白くないだろう。

ネット上でザックリ調べると、こんな調査があって「トイレ掃除は奥さん(彼女)に任せている?」に、ハイと答えた人は31.2%で明らかに少数派になっている。

CMが、「男女役割を固定させるな」という声に気を遣ったというよりも、それがリアルな風景なんだろう。

もっとも、トイレの汚れについては男性が敏感になる面もあると思っていて、それは使用方法による。便座をあげて用を足すことが多いので自然と汚れに目が行くんじゃないだろうか?

と思ったんだけど、こちらの調査によると「”座ってする”派の男性は約6割」だという。(しかし、トイレのことで、掃除やら座り方やらこんなにいろいろ調査している国って他にあるんだろうか)

つまり、どう使うかとかに関係なく、トイレ掃除については「男の時代」になっているのだ。

広告などでは1970年代後半くらいから、つまり40年くらい「女の時代」と言うことになっていたけれど、トイレ掃除はちょっと違うようだ。

ちなみに、海外だとどうなのか。定番商品のLysol Toilet Bowl CleanerのCMなどを見ると、家族は出て来るけれど誰が掃除するかはわからないようなつくりだ。

そういえば、男性はトイレ掃除するのか?と思ってtoiletや cleaningとぁ husbandなどと英語で検索してたら、恐ろしいページがサジェストされてしまった。

何か疲れたので、とりあえずこの辺りの話は以上で。