2017年07月アーカイブ

広告がまた炎上している。そして、サントリー「頂」の一件を見ていて思ったんだけど、もはや「文脈(context)」ということを広告クリエイターがあまり考えなくなったんだろうな。

いや、かつては打ち合わせで「この企画の文脈は~」とか、そんな話をしていたわけじゃない。表現を考えたときに、「誰がどんな時にどう感じるか」をいうことをどこか意識しながら、「これはやばいんじゃない」とか話しながら企画を固めていたはずだ。

いや、別に文脈っていうのはそんな難しいことじゃなくて、講義や研修などではこんなことを話している。

いきなり、一人の学生や受講生に向かってこう言う。

「バカ」

で、「ごめん、いまイラッとした?」というと、大概の人は頷く。中には「相当むかついた」という人もいる。

そうだよね。じゃあ、こういう会話はどう?

「あ、いっけねえ~」

「どうした?」

「この暑いのに、ホットの缶コーヒーのボタン押しちゃったよ」

「バカだね~」

ほら、別にイラッとしないでしょ。同じ「バカ」でも文脈によって感じ方は違うんだよ。ただし、それが微妙なところもあるんだな。 >> 問題になる広告は、「文脈」を忘れてる。の続きを読む