2018年02月アーカイブ

ゴディバがもの申した。「日本は、義理チョコをやめよう。」と。2月に入ったばかりの、日経朝刊だ。これが成功かどうかはわからないが、ネットニュースで「賛否」と見出しになれば、十分な効果だろう。

ゴディバは、いうまでもなく有名な高級ブランドだけれど、「鮮度」という意味ではどうだったのか?店舗はどんどん増えて、モールにもアウトレットはもちろん、昨年は高速道路のサービスエリアにも増えた。

もちろん、稀少性はない。そのあたり、リサーチャーが調査してデータを見れば、いくらでも課題を指摘できるはずである。

久しぶりに話題になった、ベテラン選手。しかし、ブランドはアスリートと違って引退できない。メンテナンスと言うのは、ある意味過酷な塹壕戦でもある。

この広告、僕が気になったのは「日本」という言葉だ。実は、この一言を入れたがために「賛否」を含めて話題になったんだと思っている。

「義理チョコをやめよう」でも、メッセージは成立する。コピーライターは、どんどん短くしていくので、「日本は」を外した案も検討したかもしれない。その方が、素直に入ってくる可能性もある。

でも、あえて「日本」を残した。しかもこのメッセージは、ゴディバジャパンの支社長であるシュシャンという方の私信というかたちになっている。あ、パンダとは関係ない。

でもそれが、癖付けになる。「ここが変だよ」的な匂いがちょっとする。だから、反発もあるかもしれないし、「余計なお世話感」も出るのだろう。 >> ゴディバの「義理チョコをやめよう」に、”日本”は必要だったのか?の続きを読む