2018年07月アーカイブ

なんか身の回りで、転職とか独立とか、いろいろとすごい。6月30日付けだけでいろいろあった。個人的な観察からの話なので、もちろんちゃんとしたデータじゃないんだけど、他の人に聞いても「結構動いている」という。

6月末というのは、賞与も出て、株主総会も一段落して人事・組織が動く会社もあるので、毎年人が動くけど、いよいよ「人材流動化」から「人材大戦争」になった気がする。

つまり、人が動く、というよりも企業側の危機感がものすごく高まっているんだろう。

僕の周辺だから、メディアや広告周りはたしかに多いんだけど、それだけじゃない。年齢幅も相当広くて、還暦の人も思い切って動く。

むしろ、「今どき人が動いてない会社はまずいんじゃないか?」と感じるくらいだ。

背景には人手不足とかいろいろあるんだろうけど、ちょっと違った視点で感じたことを書いておきたい。

■ 若い会社が「分厚く」なって、かつてのベンチャーが硬直してきた

ここ10年くらいに創業した会社でも、広く人を受け入れる「厚み」のようなものを感じる。だから若い人だけではなく、ある程度キャリアを重ねた人でもそうした会社に転じる。

ベンチャーとか外資とか、そういう認知スキーマすら気がついたらなくなっている感じだ。

一方で、「メガベンチャー」のように千人単位の社員がいる企業からの流出も目立つ。もはや若い会社ではなく、気がついたら「普通のオーナー企業」で経営者とその周囲が硬直化していれば、若い人にとっては「上がつかえてる」感じだし、むしろ財閥系のほうがオープンに見えることもあるみたいだ。

■ 「働き方改革」で会社の“底”が見えた >> 「人材流動化」から「人材大戦争」になってきた。の続きを読む