2018年07月アーカイブ

7月は、豪雨に猛暑に逆走台風で、関東ではやっと「普通の夏」になった気がする。それでも、十分暑い。

こうも暑いと、動物もきついだろう。猛暑の頃、家を出た先の道の隅で、あの虫が引っ繰り返って死んでいた。最近は、アルファベット7番目の文字で表記される、あれだ。タフと言われるあれがああなのだから、相当な暑さだったということなんだろうか。
ちなみに、我が家ではもう20年ほど見ていない。「コンバット」のおかげだと思う。すくなくても、鉄筋の集合住宅では相当効果があるんじゃないだろうか。

しかし、なぜあの虫は片仮名4文字で呼ばれなくなったのか?一応名前はあるが、最近は耳にしなくなり、イニシャルになっている。

で、その理由なんだけど、それは、現代の日本社会における「禁忌(タブー)」と深く関係しているんじゃないかと、勝手に思っている。

禁忌の研究というのは、民俗学などでは大きなテーマで、「キュウリ タブー」とかで検索すると、結構出てきて、先日行われた博多の祇園山笠などが有名だ。

しかし、名前自体の禁忌とは何か?それは、「避けたい対象には直接その名を呼ばない」ということである。

いや、これは最近のあの虫についての話ではない。

学生時代にドイツ語の先生が話していたのだが、ドイツなどヨーロッパ内陸では「熊」がその対象になったという。「言うと出てくるから」のように、禁忌とされていたということだった。 >> なぜ、あの虫は”G”と呼ばれるのか?の続きを読む