2020年01月アーカイブ

東海道新幹線で乗務員が英語のアナウンスを始めた。

東京オリンピックのマラソンが、北海道で開催されることになった。

コンビニエンスストアの24時間営業の見直しが話題になって、大学入試の民間英語試験の導入が延期になった。

一見、関係ないことのようだけれど、その後目にしたメディア上の反応、もう少し細かくいうと「ネット上の匿名の声」に共通点があったことが気になっている。まあ恣意的に拾われる、テレビの街頭インタビューも似たようなところはあるかな。

どこか、他人事として「嗤って」いる。「ほら、だから無理しなきゃいいんだよ」という感じで、なんか小賢しい感じだけど、安全地帯から言ってるだけだ。

それだけならいいんだけど、そうした声を拾い集めて「○○に賛否」とか見出しつけたトピックが、ネットの“ニュースメディア”には溢れているわけで、それが世の中の空気を作っていくんだろうなと思うとちょっと気になる。

なんか、現場で頑張っている人の視点がすっぽりと抜けている。

新幹線のアナウンスがたしかに拙いかもしれないけど、一人ひとりは懸命だと思う。オリンピックのコース変更で僕がまず思ったのは「準備してきた関係者は無念だろうな」ということだったけど、そういう切り口ってあまりなかった。

そもそも関心を持っていないのに、うまく行かなくなった頃「やっぱダメじゃん」というのは誰でも言える。 >> 2020年は「嗤う」空気に背を向けたい。の続きを読む