ネットの広告、中でもウェブサイトに配信される広告は「けなげだなあ」と思うことがある。

つい先日、読売オンラインで日産スカイラインについての記事があった。

『「スカイライン」60周年、歴代13モデル展示』

そんな見出しで、写真がある。いま乗っているクルマだから、関心があったのだ。(と思ったら昨日で終わっていたよ、ガッカリ)

で、その写真の下にこんな広告があった。

『最先端技術と先進のデザインで、時代の先を走り続けるトヨタのセダン』

いや、もう図ったようにというか、図り損なったのか。翌日に見たら、また出てきた。つまり、”TOYOTA SEDAN COLLECTION”というウェブサイトがあって、そこへの誘導を図っているのだ。

もう、「けなげ」というか意地らしいというか。どれだけの効果があったのか知りたいところだ。僕はとりあえずクリックしたけど、プリウスもセダンとされていたのは何となく驚いた。

で、最近のネット広告で気になるのはタワーレコードだ。さすがに少なくなったけれど、CDを買うことがある。ほとんどがクラシックなのだけれど、タワーレコード限定の面白い企画もあり、spotifyなどでは聴けないものはついつい買ってしまうのだ。

実際に買わなくても、よくサイトは訪れている。すると、間もなく広告が出てくる。

かつては、既に注文した商品ばかりが出てきて「惜しいなあ」と思っていたが、最近は少し気が利くようになってきた。

ところが、時折妙なことがある。 >> ネット広告の配信って、どこか「けなげ」だよなぁ。の続きを読む



テレビドラマは殆ど見ないんだけど、どんな番組が見られているかは一応気にする。

で、「逃げ恥」などのヒットはあっても、基本的に若年層向けは元気がなく、高齢者が見てくれないことには世帯視聴率は上がらないこともわかってはいる。

というわけで、「相棒」のような刑事ものや、「ドクターX」のような医者ものが安定的で、その辺りにテレビ朝日が強いのも知識としては知っているが、前者は旅先で1.2度見たくらいで、後者は未見だ。

でも、さすがにこのクールの刑事ものの多さは凄いんだなと思う。

4/22時点での平均視聴率ランキングというまとめページがあるんだけど、1,2,3,4,7位が刑事ものだ。そして、やたらと警視庁が舞台になっている。しかも捜査一課。

捜査一課といえば、「泣く子も黙る」的なポストだ。しかも、400人近い大所帯を束ねるというんだから、「日本最強の課長」と言ってもいいんじゃないか。

では、今のテレビではどんな捜査一課長がいるんだろうか?というわけで、捜査一課に関係しそうなドラマだけで調べてみた。

「緊急取調室」(テレビ朝日)      三上市朗

「警視庁捜査一課長」(テレビ朝日)内藤剛志

「小さな巨人」(TBS)香川照之 (前課長)春風亭昇太

「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日)不明

何がすごいって、テレビ朝日だけで3つもあるわけで、いまは「相棒」がお休みだけど、これが「9係」と入れ替わるのか。これだけお世話になっていたら、もう朝日は捜査一課にはアタマ上がらんのじゃないのか?と心配になるくらいだよ。 >> 「捜査一課」だらけになっちゃったテレビドラマ。の続きを読む



(2017年4月21日)

カテゴリ:見聞きした
タグ:

観世能楽堂が、開場した。銀座にできた「GINZA SIX」の地下となる。21日に行われた、開場記念の祝賀能に行ってきた。

正式名称は、「二十五世観世左近記念観世能楽堂」であり、銀座の地へは江戸時代以来の「帰還」ということになる。

祝賀能ということで、「翁」に始めり、休憩を挟んで、仕舞から「鶴亀」、さらに仕舞と続き「高砂」となる。

祝賀能ということもあり、個別の評などを書くのは野暮だとは思うが、「翁」の三番叟をつとめた野村万作には息を呑んだ。鑑賞するというより、舞う姿を呆然と眺めているだけで時間が経っていく。

いったん休止して面をつけるまでの間に、静かな会場に荒い息遣いが聞こえて、控える萬斎の表情が心なしか硬くなったようにも感じたが、見事に演じられていた。

いずれにしても、またのない機会だったが、こうした舞台についてはやはり言を要するものではないのだろう。

というわけで、能楽堂自体の感想などを簡単に。

まず、ホールの立地は銀座通りの面した建物の地下3階だ。通りとは反対に海側の方からだと、エスカレーターでスッと入っていける。もちろん上階の施設とも連絡できるが、この日のように混雑していても静かに訪れることができる。 >> 観世能楽堂の開場、祝賀能へ。の続きを読む



自伝は、割り引いて読んでしまう。もう、失うものがないような人ならともかく、まだ社会の一線にいる人なんだから、「知ってほしい」ことを書く。とはいえ、いいことばかり書いていたらただの自慢話で、誰も読んでくれない。

というわけで、ある程度予定調和になることが多く、「私の履歴書」などにはある種のパターンがある。だからこそ、ニトリの社長の時は結構驚いたけど。

とはいうものの、フレデリック・フォーサイス『アウトサイダー 陰謀の中の人生』(KADOKAWA)は、想像以上におもしろかった。

初めて彼の作品に触れたのは『悪魔の選択』だったと思う。1979年だから、高校に入った年だったのか。そこから『ジャッカルの日』に戻り、当時出版されている本はすべて読んだ。知らない世界を垣間見る楽しさとスリルが本当に面白かった。

この自伝を読んで一番感じるのは、フォーサイスの現場主義だ。彼の小説の基盤は、ジャーナリストとしての活動にあることがよくわかる。しかし、それ以上の面白いのは、生き方そのものだろう。

高校で優秀な成績をおさめてケンブリッジへの入学機会もあったのに「パイロットになりたい」ということで空軍に入る。ところが士官学校を出ていなければ、乗れる飛行機は限られるということで、新聞の世界に身を投じ、やがてロイターへ。 >> 自伝の楽しさ~フォーサイスと蔡英文。の続きを読む



三ツ矢サイダーのCMがテレビから流れてきて、いきなりムズムズ感に襲われた。このムズムズ感は何かと思ったが、あれだ。綾鷹だ。

こちらのエントリーでも書いたけど、綾鷹のCMがムズムズして気になっていた。

「この国のもてなし」

というコピーだ。

そうしたら、三ツ矢サイダーのCMもこう言っている。

「この国の爽やかさが、好きだ。」

おお、そうであったか。かくして、この国の飲料CMは「この国」が目立つ。

三ツ矢サイダーの近年のCMを見ていると、ポジショニングというかターゲット設定を模索していた感じがした。

2015年は多部未華子と福士蒼汰を起用して、「若い社会人」を描いていた。もともとは十代とその親をターゲットにしていたので、「お?」と思い大学の講義などでも取り上げた。ちょうど、黒烏龍茶も思い切りポジションを変えてきており、「働く20代女性」に着目したのだと思う。 >> 綾鷹、そして三ツ矢サイダーもCMは「この国」だらけなわけで。の続きを読む