51o0z-OnpoLブルックナーという作曲家がいて、結構人を選ぶ。好きな人は好きだが、嫌いな人にとっては退屈だろう。

僕はそれほど好きではない、と書いてみたものの昨年もわざわざバレンボイムを聴きに行っている。まあ、なんというかある時に無性に聞きたくなったりはするのだ。

ただ、本当に熱心なファンではないのだろうなと思う。というのも、好きなディスクはカラヤンとかショルティだ。「本当の愛好家」は、ヴァントや朝比奈隆を好むらしい。

あと、熱心なファンが好む「9番」が今ひとつ苦手だ。

で、その理由はわかっている。たしか、高校が大学の頃に映画館で見た、とある映画の「予告編」に第2楽章のスケルツォが使用されていたのだ。

このスケルツォは、ブルックナーの中でも妙に暴力的なところがある。7番のようにグルグルと空が回るような「天の音楽」の感覚は大好きなんだけど、これは「地の音楽だ」。それが3拍子だから、3本足の怪物がドタバタしているような感覚になる。

そして、その映画は日本映画だった。ただ覚えているのは「琵琶湖で女がマラソンをしてる」ような話だったと思う。何か、走る女のバックにブルックナーが響くのだ。

あの頃はそれなりに映画を見ていたので、この予告編も複数回見たのかもしれない。そして、本編は見ていないのだが、何だか「イヤーな感じ」の印象がある。それ以来、ブルックナーの9番はどうも苦手なのだ。

しかし、そんな僕の記憶は本当に正しいのだろうか? >> 伝説の謎の映画「幻の湖」とブルックナー。の続きを読む



IMG_2269街を歩いていて「この辺にコンビニがないかな?」「カフェがあるかな?」という時に、スマートフォンなどの地図で辺りを調べる人は多いと思う。僕はiPad miniでグーグルマップを開く。

特定の店の名前で調べれば、水滴をひっくり返したようなアイコンだが「コンビニ」などカテゴリー名を入れると左側に虫眼鏡のようなアイコンが出てきて、近くのエリアのコンビニエンスストアのリストが出て来てくれる。

で、これを重宝している人は多いと思うのだけど「バー」を調べたことはあるだろうか。

グーグルマップで「バー」を検索すると、どうなるか?

この写真のように、「もしかして」とグーグル先生に疑われた上に、なんとも斬新な代案を提示してくれる。

「千葉県八街市八街は」

なんで八街?というか、そこはどこなんだ?と思って見ていくと、千葉県の佐倉の先の方だ。カインズがあって、「昭和ネオン千葉工場」があって、元駒場遺跡という所もある。ちなみに読み方は「やちまた」だ。

しかし、バーがある気配はない。というか、僕は「バー」を探したかったわけで、千葉に行きたいわけではない。

ずっと前からそんな状況だったのだけれど、まあ仕方ないんでバーに行く時は知ってる店に行けばいいやと諦めていた。八街はちょっと、遠い。

で、いきなり思いだして気になり、この画面をフェイスブックに投稿して「誰か教えて~」と呼びかけてみた。 >> グーグルマップで「バー」を検索すると、千葉県八街に案内される謎について。の続きを読む



41-mxnqegjlタイトル書いてから思ったんだけど、麻雀とトランプというゲームの話をしたいのではない。

飯塚市長が辞意を表明した。平日の日中に副市長と賭け麻雀をしょっちゅうやっていたことが、地元紙に取り上げられたことがきっかけになったようだ。

この手のニュースは、普段だったら気にすることもないんだけど、昨年の発覚後にたまたま記者会見を見た。

その問答で驚いたのだけど、市長の齊藤守史という人が結構居丈高な感じなのだ。「カネを賭けずに麻雀する人がどれだけいるんだ」とか、記者に対して「つき合いをやめなきゃいけないのか」と逆質問して、その態度が相当に尊大で驚いた。

こういう記者会見だと、追求する記者が傲慢に見えることの方が多いのだけど、この時は市長の態度が「ちょっとひどいな」と思った。まあ、それが反感を買って、辞職につながったのだろうけど。

で、経歴を聞いて「あ、なるほど」と思った。この人は地元の調味料メーカーの経営者で、会長を務めつつ市長でもあったらしい。まあ、こういうのは地方では珍しくない。この市長は50歳で社長になり、その後18年間トップにいた。その間に、市長を10年やってる。まあ飯塚においては、逆らう人はいないんだろう。

ただ、こういう人は他人からの批判、しかも目の前で文句言われることに慣れてない。 >> 賭け麻雀の飯塚市長と、トランプの気になる共通点。の続きを読む



51gy64jcttl成人式のニュースを見ると、自分の時のことを思い出す。と書きたいところだが、殆ど思い出せない。出席してないし、関心もなかったからだ。どうしてたかな?と訊ねたりSNSに書いても、同世代の反応はそんな感じだった。

所属していたサークルの大イベントが年明け早々にあってそれどころじゃない、という個人的な理由もあるけれど、それほど熱心になるようなイベントではなかった気がする。

成人の日は、1999年までは1月15日だった。これがまた微妙な日程で、年末年始に帰省した人は、さすがに戻りにくい。成人式は原則として、現住所の自治体が主催しているもの参加するから、たとえば北海道出身の人が東京都大田区の成人式に出ることになる。

大学や勤務先が、故郷と離れていれば足を運びにくいかもしれない。

僕は都立高校に通っていたが、同級生の中には在学中に郊外に引っ越した者も結構いた。彼らにとっては、そういう町の成人式に行っても知り合いは殆どいないわけで、あまり出ようとは思わなかったのではないか。

だから、いまでも成人式が盛り上がるのは人の流動性が低いエリアなのだろう。自治体単位で式をおこなうのだから、「昔からの知り合い」がミッシリと住んでいる方が盛り上がる。代々にわたって家業を継いでいるような人がいれば、なおさらいいのだろう。

そう考えてみると、「20歳の居住地に知り合いがたくさんいる」という人は、どれだけいるのだろうか。もっとも、「友達はいなくても式には行く」人もいるだろうけれど、それでは盛り上がらない。

そして、中学から私立に通ったりすると、その時点で地域社会との関係は希薄になる。その上、先に書いたような「20歳までに転居」という人もいる。

成人式をいくら報道しても、新成人のリアルは見えない気もするし、ましてやその現象だけで「いまの若者」を語るのは意味がないように感じる。

そんなことをSNSに書いてたら、私立女子高などでは「成人の日の同窓会」をやっていて、そちらの方が盛り上がっていんじゃないか?という話があった。

都心のホテルなどでおこなわれていて、別室には母が集まるらしい。私立中高の濃密な感じから行けば、容易に想像はつく。

成人式の同窓会プランなどは、たくさんあるようだ。ただし、いろいろ調べてもそうした同窓会のことはよくわからない。私的な会なのだからニュースの対象にもならないから、メディアはみな公的な「成人式」ばかりを取り上げる。

でも、そこには映し出されない新成人たちもたくさんいるのだろう。

僕自身は20歳の時に何を考えていたのか?それを思い出すのは難しいが、読んでいた本は覚えている。こんなことを書いていて思い起こしたのは成田美名子の『エイリアン通り』(エイリアン・ストリート)というコミックだ。

ロサンゼルスの大豪邸に住む学生のもとに、フランス人留学生が転がり込んできて、イギリス出身の執事や日本人の娘と織りなしていくという、まあ身も蓋もない表現だけど「青春ものの一大傑作」だと思う。

そして、舞台は米国。当時はちゃんとした情報もないままに、半ば無理やりにも国外へと眼を向けさせられていて、その気になっていた。

それがいいかどうかは分からないけれど、たしかに「地元の成人式」に行く気分ではなかったのかもしれない。

ただ、このコミックは時代を超えた「芯のある」作品だと思ってる。



(2017年1月9日)

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img_2214在来線の特急というのは、ドンドン減っている。新幹線が伸びて、高速道路もどんどん良くなっている。中央線の「あずさ」などは結構本数もあるようだけど、なんせ通勤電車と一緒に走るので、お互いにつらい。相当バスに押されているようだ。

そんな中で、上野から「草津」という特急が出ている。2時間半ほどだけど、ちょうどいい時間の旅だ。考えてみれば、新幹線なら東京から新大阪まで行ってしまう。

いまどき、こういう列車の旅は機会が少ないので、前から乗ってみたかったのだ。

上野駅は、あの「ターミナル」などん詰まりの下のホーム。向こうには「四季島」が見える。

10時に出る電車は相当混んでいて、途中で車掌が話しているのを小耳にはimg_2224さんだが、自由席は140%ということだった。ビールを開けている客も多い。家族連れもカップルもいて、在来線の列車旅というのは、それだけでまだまだ需要があるようにも思う。

泊まった宿は、最近たまたま知ったのだが、猫がウロウロといる。当初は猫目当てで行ったわけではないのだが、一度行って驚いた。すると、やはり気になる。

まず、入り口でしっかりと出迎えてくれる。 >> 「特急草津」で、草津の猫宿へ。の続きを読む