2017年03月アーカイブ

先週の木曜日に、国立新美術館の「ミュシャ展」に行った。噂の「スラブ叙事詩」は、あのスケールに浸るという楽しみはあるけれど、個々の絵を見ると「ダヴィッドのスラブ版」という感じもする。別に貶してるわけでもないが、褒めてるわけでもない。

会場に着いたら、チケット売り場には列ができていた。twitterでそんなことが書いてあったので、チケットは移動中にタブレットで買った。しかし、どうして美術館のチケットを買うのに、自宅住所を入れるのか。まあ、それは本題じゃない。

中に入って驚いたのは、結構な列ができてたことだ。ウワ!と思ったら、ミュシャではなくて、草間彌生だった。と思ったら、会場の入り口は空いている。この列は、草間彌生の「グッズ」を買う人が、レジに向かって作っている列なのだ。

待ち時間、40分。週末はもっとすごいことになったようだ。

前衛の旗手と言われた彼女の集大成ともいわれた今回の展覧会だが、人々が列をなすのは工業製品を買い求めるためだ。違和感、というには安直でなんとも不思議な気分だ。 >> モノはいらない、「証拠」は欲しい。の続きを読む