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企業の評価というのは、多面的になされるものだと思うし絶対的な尺度があるわけではない。たとえばいまオリンパスは大問題になっているけれど、その商品の価値までが否定されるか?というとそういうわけではないよね。
だから、就職の相談を受ければその個人との相性なども含めて具体的にアドバイスすることもあるけれど、講義ではあまり特定の企業の問題点を掘り下げるよりも、メディア・ビジネスの構造について理解してもらうことにしている。
ただ、ここまで騒ぎになると気になると思うので、今日はちょうど先日訴訟のあった件について見てみよう。
(スクリーンで記事とプレスリリースを紹介)
「DeNAがゲーム制作会社に圧力をかけた」ということで、10億以上の損害があったということだ。もちろん、DeNAは反論するだろうし、どちらに理があるかはこれだけの情報ではわからない。
ただし、1つの疑問と仮説を立てることができる。
競合どうしが、有力パートナーを「囲い込もう」と競い合うのは以前からよくあることだ。かつてのゲーム業界もそうだった。ただし、どうして訴訟までするのか。
それが、疑問。

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駅構内のB倍ポスターに、こんなキャッチコピーがあった。
「インターネットを通じて、世界をより良くする」
GREEの企業広告だ。時期的にいって、リクルーティングを意識しているのだろう。ちなみにこのコピーは、いわゆる「コーポレートメッセージ」のようだ。隣には英語のポスターもある。
ただ、読んでみても「どうやって世界を良くするの?」ということはわからない。あまりにも抽象的だ。他のネット関連企業のステートメントだとしてもおかしくはない。
そんなことを思いながら、ホームに上がり電車に乗った。
額面広告はすべて「ドリランド」だった。GREEの提供するサービスだ。右も左も「ドッドッドリランド」。まあ、そのセンスとかは特にコメントしない。
ただ、ドリランドは紛れもなくGREEのインターネットサービスなので、先のメッセージに「ドリランド」を代入してみてもいいんだろう。すると、こうなる。
「ドッドッドリランドを通じて、世界をより良くする」
それで、世界が良くなるんだろう、きっと。
理念は素晴らしい。でも上半身と下半身の人格がネジレを起こしているような感じだ。
「ドリランドで、世界はこんなによくなった」
いつかの将来、そんな報告がされることを、僕たちは期待していていいのだろうか。

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