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新刊のお話、その1。
朝日新聞出版から「マーケターを笑うな!」という本を出した。家のネコを無理やりセールスレディに仕立ててみたが、無理やり起こされたので不機嫌な顔になってしまった。無愛想な売り子で申し訳ない。
きっかけは編集者の人が、昨年のad techで僕に関心を持ったらしく、ある時相談にいらっしゃった。なぜか「webマーケティングの本など」と言われので、「よく知りません」と言いつつ、お話をしているうちに「マーケティングではなく “マーケター”の本にしませんか」ということでまとまった。
で、僕がタイトル案だけを先に口走った。
「たとえば、『求む、マーケター』とか『マーケターを探せ!』とか」
先方は、フムフムとメモをとっている。
「なんか、よく分からないが『マーケターを笑うな』とか」
そんな初対面の1時間ほどの雑談を終えて別れたのだが、先方の編集長が『マーケターを笑うな』をいたく気に入ったということで、企画がスタートした。
これは、マーケターの仕事や発想法、あるいはキャリアや組織でのあるべき姿を論じてみた本だ。
3.0がどうしたとか、あえて最先端の話は書いていない。ただし10年後でも重要なこと、つまり「変わらない部分」について書いている。「知っている話だ」と思う人もいるかもしれないが、「知ってるはず」のことを再整理して新しい視点も入れているつもりだ。
マーケティングの本、と言っても最近出ている本はよく見るとメディアの変化に対応するための「プロモーション」の本だったりする。この本は、メーカーなど開発サイドのマーケターの視点から、チャネルやプロモーションの現場まで「あちらこちらで頑張るマーケター」のお話を書いた。

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