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img_2084ウィーン国立歌劇場日本公演

指揮:アダム・フィッシャー

ニーナ・シュテンメ トマス・コニエチュニー 他

2016年11月6日 東京文化会館大ホール

ワーグナー「ニーベルングの指環」

第一夜「ワルキューレ」

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今年は、シカゴとムーティの「巨人」で年が明けて、バレンボイムのブルックナー、ラトルとベルリン・フィルの「第九」というあたりで力尽きた感じもあり、年の後半は蟄居していようかと思っていたのだが、直前になって行くことにした。

ひとことで言うと、こんなに「ワーグナーのドラマを楽しめる」という当たり前のことがすごいと思った。

なんか、賢くない感じの感想をいうと、出てくる歌手は誰もうまくて、鳴っている音が絶品。そりゃ、ウィーンだからといえばそうなんだけど、こういう演奏はやはりなかなか聴けないと思う。

オーケストラはオーボエの太くて豊かな音がしっかりと芯になり、ホルンの音色が全体を包む。クラリネットの歌も印象的だ。ワーグナーのハーモニーがこんなにクッキリとわかることがすごい。団員が、楽譜全体をつかみ、かつ一人ひとりの役割をわかっているということなんだろう。 >> フツーにワーグナーを楽しめる凄さ。ウィーン東京公演のワルキューレ。の続きを読む