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今日は、まずCMを見てもらう。まず、60秒のものを2本だ。
【サントリーの企業広告を視聴。「上を向いて歩こう」と「見上げてご覧夜の星を」アクセスしたホームページはこちら
これは、かなり話題にもなったし、オンエアもあったようだから見た人も多いだろう。震災後に、震災を意識して制作したCMとしては最も注目されたクリエイティブだし、仮に震災と関係なく視聴したとしても、大変優れたものだと思う。
さて、震災後に作られたCMをもう1つ見てみよう。
【トヨタの企業広告を視聴。「トヨタからのお知らせ」より「地震発生時の運転」「エコドライブのお願い」「停電時の運転」などを視聴。アクセスしたホームページはこちら
トヨタのCMもまた震災後に作られたものだ。これはサントリーのものに比べると、話題性は少ないかもしれない。ただし、震災後の余震、停電、あるいは燃料不足という事態に対して的確な情報提供を試みている。
今日は、まず「メディアとは何だろう?」ということを考えたい。その際に、この2社のCMはとてもいいヒントになる。2社とも震災の後に、メディアのことを考えていたということがわかる。
メディアというのは、訳せば「媒体」ということなんだろうけれど、まずは「間」であると覚えておいてほしい。辞書を見ればmediumの複数形だということがわかる。
「何か」と「何か」の間である。だから、その「何か」が二つ以上なければメディアは成立しない。
マーケティングにおいて、その「何か」は企業であり、消費者という構図が基本だ。もちろん、消費者同士にも「間」はあり、メディアはあるんだけれど、それについては追って話をしよう。

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