2010年04月アーカイブ
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ちょっと前なのだが、新国立劇場で「神々の黄昏」の再演を見てきた。前回はすべて行ったのだけれど、今回はこの回だけである。3月18日の初日のチケットを直前に買った。
歌手はブリュンヒルデを初めに、十二分に楽しめた。オケは、「まあこんな感じかな」と思ったのだけど、3幕の葬送の音楽あたりからイージーミスが目立った。
さして困難とも思えない音域で金管が外したり、アインザッツが狂ったり。最後の10分で試合をひっくり返されるサッカーゲームのようなものだろうか。
それにしても、16時に始まって、22時を越える大作である。それも、これが4日目なのだ。全4夜の「ニーベルングの指環」は、そもそも、どんな話かも分からないという人が多いので、今回はコンパクトなあらすじをまとめておいた。各話とも、twitterサイズとというか、30字以内+教訓つき。
関心のある人は、ぜひ参考に。

・序夜「ラインの黄金」
悪者が乙女から強奪した黄金を神様が奪って立派な城建てる
教訓:人を見たら泥棒と思え

・第一夜「ワルキューレ」
なさぬ仲の兄妹の息子を守った女は父に勘当され眠らされる
教訓:親父の説教と冷酒は後から効く

・第二夜「ジークフリート」
腕白に育った勇者はやがて大蛇を倒して女を助けて結ばれる
教訓:果報は寝て待て

・第三夜「神々の黄昏」
騙されて浮気した挙句に男が殺され女はブチ切れて世界崩壊
教訓:かわいさ余って憎さ百倍



月曜日までに、単行本の原稿を入れる。まだ、文章3分の1も書いてない気がするのだけれど、この本は図表がやたらに多いので、それを仕上げると文章量はそれほどでもないので、できるはずだ。(多分)
その中で、日本の人口動態をザックリ論じる章があって、こうしたデータは日々ストックしておいて、発表の時に更新する。大学生のアルバイトが歴代優秀で、フォーマットができて引き継がれているのだけれど、今回自分で整理して改めて気づいたことがある。
世帯数の数が、急増しているデータを見つけたのだ。何と、今の日本の世帯数は5,000万を超えているらしい。
僕の感覚では、たしか4,800くらいで微減だと思ったのだけれど、それは厚生労働省の国民生活基礎調査のデータがアタマに入っていたからなのだ。
ところが、今回見た総務省の最新統計は世帯数は5,287万である。
50万違うならともかく、500万違うのは何だ?と。
こういう時は、電話をするに限る。官公庁のデータは、かならず問い合わせ先が載っているし、かなり親切に教えてくれるのである。
結論からいうと、集計方法が違うようだ。おもに総務省の方に教えてもらったのだが、こちらは全国の住民基本台帳を元に毎年集計をしている。その際、会社の寮や二世帯住宅の家でも、住民票を元にしてカウントするので世帯の定義が細かくなる。厚労省のデータは抽出調査を元にした推計で、かつ寮などは1つの世帯だと言う。
そもそも日本の人口も複数のデータソースがあって、総務省の先のデータは「自治行政局」のものなのだけれど、同じ総務省の統計局が出した人口推計は違う数字なのだ。
別に人口論の本を書くわけではないのだけれど、いや、驚いた。
さて、本当に原稿はあがるのか。今夜は、会社の同期会という入社24年ぶりのイベントがあるので、そちらにも行くつもりなのだ。
とりあえず、統計はケリがつきそうなのだけど。
#こちらのリポートのページに「twitterの価値構造仮説」をPDFで掲載しています。ご覧ください。



(2010年4月1日)

カテゴリ:雑記
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学校などの年度の始まりを欧米のように秋にしようという話があったように思うのだがいつも間にか立ち消えになってしまった。
どんなものにも反対をする人はいるのだろうが、僕は立ち消えの原因は「桜」だと思っている。今は咲くのも早まった気がするし、エリアによっても異なるけれど「桜のもとでの入学式」や「新人を迎えての花見」というのは、実際にはないのかもしれないけど、お話としてはあって欲しい気がするのだ。
というわけで仕事場から近所の桜を横目で眺めつつ、僕も4月からこのホームページを変えた。
まず、ブログを1つにした。つまり、これである。今後もマーケティングや広告、キャリアなど仕事にまつわることが中心になるかもしれないけれど、書籍、ディスク、ゲーム、ライブなどのレビューや雑記も出てくるかもしれない。
もう1つは不定期リポートの発刊である。”ヤマモト・リポート”として、こちらはマーケティングやキャリアについて「旬のテーマ」の議論のきっかけになるものを提供するつもりだ。
「ネコの徘徊的行動の季節変動要因に関する考察」とかは、書かないだろうと思う。
というわけで、第一弾は「twitterの価値構造仮説」である。こちらから、どうぞ。
というわけで、これからもよろしくお願いします。