慶大生の伝統芸「根拠のない自信」
(2012年2月1日)

カテゴリ:キャリアのことも
タグ: ,

以前、就活を巡るエントリーで慶大生のことを「ゴキブリ」に喩える話を紹介した。ワラワラと人気企業に群がってきて、しかも落そうにも結構しつこい。これは、僕の学生時代から言われていた。
その一方で、慶応の学生は就活戦線で一定の強さを持っていることも事実だ。それは「根拠ない自信」によるものだと思っている。
「根拠のない自信」は、悪いことのように言われる。たしかにそういう人とはあまり付き合いたくない。しかし、それが必要な時もあって、その代表が就活の時期なのだ。
「根拠のない自信」は、「仮免」のようなものだ。若いうちから、「真の自信」を持つことは難しい。だって、経験が浅いのだから。だから、仮免によってとりあえずの自信を持つことは、実は大事なことなんだと思う。
問題は、その仮免のままで人生を乗り切ろうとして、たまたま40代まで来てしまったような人であって、これはたしかに困る。でも、「根拠のない自信」を手にいれらないまま、潜在能力を活かせない学生も多い。これは、もったいない。
よく理由はわからないのだけれど、慶応で学生生活を送っているともれなく、とは言わないがかなりの確率で「根拠のない自信」を得ることができるようだ。自分もそういう感覚を持っていた。その理由はわからない。また、その奇妙な自信は外部から見ると妙だとも思う。
ただひとつ、大切なことはまさに「根拠がない」ということではなかろうか。
偏差値の高さとか、そういう根拠はかえって脆いと思うのだ。


僕が大学に入る頃は、圧倒的に早稲田の方が入試難易度は高く僕も歯が立たなかった。その結果早大は「偏差値」という自信の根拠を持ってしまった気もするのだ。
ちなみに「根拠のない自信」を持つ学生は、採用側からすると大変落としにくいのだ。
「なんだか、怪しい奴だが、競合に採られると嫌な気がする」
ハッキリ言って、殆どの大学生は学生時代に大したことをしてはいない。それでいいのだ。大事なことは、自分の過去にとりあえずの自信を持つこと。それだけで、就活ではアドバンテージを得ることができるのだ。そして就活後には、その仮免を返上して、本当の自信をつけるために再度努力すること。
就活が首尾よく行ったのはいいけれど、仮免のまま勘違いして嫌われる大学生も、もちろん慶応も含めて山ほどいることも事実なのだから。

==========================================================
就活を控えた学生のためのフリーコンテンツ「就活セットアップ」をスタートさせました。右下のアーカイブから掲載分はすべて読めます。11/30まで連載してその後も掲載されます。