%e5%b0%b1%e6%a5%ad%e8%80%85%e6%95%b0最近、首都圏の通勤ラッシュがまた大変なことになっているようだ。

「お客様どうしのトラブル」で、遅延になったというニュースもある。混雑だけが原因じゃないのかもしれないが、SNSの書き込みでも「混み方がひどい」という話を見ることが多い。

日経ビジネスオンラインでも、「本当に緩和されているのか?」という切り口の特集を始めている。

僕は、基本的に通勤をしない生活だ。もちろん、朝早くに仕事に行くことはあるが、会社員時代からずっと始発駅近くに住むことに固執しているので、ある程度はどうにかなる。つまり、混んだ電車が好きではなく、それをある程度避けたとしても、「毎日の通勤」が好きじゃないことが、会社を辞めた理由の一つなのだ。

それでも、最近の電車の混み方はちょっと凄いと思うことがある。大学の講義の後に、渋谷から山手線の外回りに乗ろうとすると、あまりに混んでて2本くらいやり過ごすこともある。朝ではなく、夕方の19時前だ。 >> 通勤ラッシュがひどくなってる、単純な理由。の続きを読む



先日区役所に用事があった。

「132番でお待ちの山本さま~」という言い回しが飛び交っている。

「136番のカードをお待ちのお客様~」と「正しい日本語」だと思ったら、合成音声だった。まあ、そういうものだろう。

旅先では、客商売ならではの謎の言い回しをよく聞く。先日泊まった旅館では、朝食の案内がいちいちこんな感じだった。

「こちらは湯葉となっておりまして、よろしければ火の方をつけさせていただきます」

ご飯も味噌汁も、すべてのものが「なっておりまして」、「おかわりの方」がいただけるそうだ。ありがたい。

そういえば、今春に京都の寺社で期間限定の特別公開を中心に回ったのけど、こういうところも、また独特だ。

「こちらは、人数を限らせていただき、お一人様ずつの入場という形になっております。靴はお脱ぎ頂くという形になっておりますので、ご協力の方をよろしくお願いします」古都がそうなんだから、もう仕方ない気もする。

「~という形」「~の方」「~になっております」という言い回しは、「正しくない」感じがするし、そう思う人も多いようだけど、多分これからなくなる気もしない。

それにしても、なんでこういう言い回しが増えてきたんだろう。

まず、共通するのは「婉曲」ということだ。「ご飯です。おかわりはいつでもお申し付けください」でいいんだけど、それじゃ何かが足りないと思うのだろう。 >> 「という形になっております」的な言い回しで思うこと。の続きを読む



ずっと読んでいなかったのだが、たまたま内田樹氏の最近のブログを読んで、感慨深いものがあった。「なぜ安倍政権は勝ち続けるのか?」と題したエントリーだ。

氏によると、現在の状況は「政権末期の徴候」であるのに高い支持率を保持しているのが、疑問のようである。

「日本人が愚鈍になった」という仮説はとりあず棄却されたようで、いろいろと考えていく中で、こうした結論を書かれている。

「日本の指導者を最終的に決めるのはアメリカである」

そして、「ホワイトハウスが『不適格』と判断すれば、政権には就けないし、就けても短命に終わる」と書かれている。氏によると、このことは海外の有識者も指摘しているが、日本のメディアは黙殺しているということだ。

さて。

僕はこのような考え方に対して、あまり「ピン」とこない。というのも、こうした言説自体は決して新しくないからだ。典型的なのは、田中角栄がロッキード事件で逮捕された時の「解釈」じゃないだろうか。

あれはもう40年も前の話だ。詳細は省くが、角栄は米国に嫌われて、「斬られた」という話は幾度となく聞いた。ただ、それは「酒場の与太話」のようなもので、最近も似たようことを話している年寄りの酔客を見た。

「あれは、全部アメリカの陰謀なんだ」という、その姿は酒場の彩りとしては、まあそれなりに味わい深い。

でも、それを大学教授を務め、知識人を自負されている方が書くのは、味わい深いというか、少々濃厚過ぎて、微かな哀しさも感じないではない。 >> 内田樹氏の知性的な生き方が、味わい深い。の続きを読む



トランプが勝った、というよりも「ヒラリーが負けた」ことが気になり、それで思い出すのが9月9日の発言だ。

CNNの日本語サイトによると、“彼女は「非常にざっくりと言うと、トランプ氏の支持者の半数は私の考える嘆かわしい人々の部類に入る」と述べ、人種差別主義者、男女差別主義者、同性愛者や外国人やイスラム教徒に偏見を持つ人々だと主張した。”とある。

そして、それを「後悔した」というのが2日後のニュースだ。

この「嘆かわしい」というのは、英語だと何だったのか。同じニュースを報じるCNN英語サイトだと、’deplorables’というわけで、「悲しい」ようなニュアンスもあるようだ。

呆れかえって「ホントに、もう……」というニュアンスなのか。まあ、日本語的には「上から目線」という感じなんだろう。

「何か」あるいは「誰か」を貶す時に、直接その対象の悪口を言うのはともかく、ユーザーや支持者の悪口を言うのは基本的には禁じ手だ。

もう、まったく水準が違うんだけど今夏のポケモンGO! リリース直後に、テレビでやくみつるという人が、ユーザーを「心の底から侮蔑する」と言った。

愚かしい、と言ったそうだが、言ってる方が遥かに愚かだ。このことは、以前ブログにも書いた

今回の選挙では、「隠れトランプ支持層」がいたというが、こういうのは選挙ではつきものだ。僕は大学時代のゼミで選挙理論と予測を学んでいたが、「隠れ支持者」の多い政党については、その率を踏まえたモデルを作る、と教わっていた。

もちろん米国でもそのくらいのことは昔から分かっていたんだろうが、その隠れ度合いが読めなかったんだろう。

つまり「嘆かわしい」と言われた人は、そういう空気を読んで深く潜行したわけで、この辺りにヒラリーの限界もあったように思う。

まあ、大統領の選出には驚きがあったものの、米国の内外で強い「復元力」のようなものが動き出している。オバマや各国首脳は素早く動き、ウォール街も次の芽を探し出した。

一方で、日本では米国の状況を「惨状」のように嘆く人が多くて、それはまあ、あちらこちらに生息している「意識の高い人」だ。

そういう人の発言や書き込みを見ていると、支持者を見下ろしているようで、まさにヒラリーが言っていることとどこか重なることもある。

ああ、でもそんなことを言っている人の方が、よっぽど「嘆かわしい」ように思うわけですが。



71m1zmezrl昨日は「文化の日」だった。国民の祝日の由来というのは、法で決まっている。昭和23年、つまり戦後3年ほど経ったときに定めていて、趣旨も書かれている。わかっているようだけど、意外なこともあって春分と秋分は両方とも彼岸だが、法的には主旨が異なるようだ。

内閣府のサイトによると、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」だからまあ彼岸なんだけど、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」らしい。う~む、そうだったのか。

そして、文化の日は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」というわけで、相当に抽象的だ。

僕は、「憲法公布の日」だと思っていて、「半年で施行できるものなのか」と感じた記憶がある。昨日のメディアも憲法がらみの調査などを載せていた。

一方で、この日は明治天皇の誕生日でもある。明治においては天長節(天皇誕生日)で、のちには明治節だった。

憲法施行の日程を決めるのに、明治節を意識したのだろうか?ネットで調べる限りで、ある程度手掛かりになるのはウィキペディアの記述だ。

「文化の日は(明治節に関わる)上記の経緯と関係なく定められたということになっているが、当時の国会答弁や憲法制定スケジュールの変遷をみると、明治節に憲法公布の日をあわせたとも考えられる」と書かれていて、根拠として昭和23年の国会の議事録がリンクされている。 >> 文化の日と明治と憲法と。の続きを読む