じゃあ、自分はどうかというと、1人で店に行って飲む。そもそも、スマートフォンを持っていないし。まあ、タブレットは殆ど持ち歩いているけど、連絡を見る時くらいだろう。

最近、1人で飲む人が増えてきたと思う。立ち飲みのようなカジュアルな店が増えたこともある。また二次会が減って、22時くらいから「落ち武者の集い」みたいになることもある気がする。

そして、スマートフォンも大きな役目を果たしているような気がする。

1人でメシを食うのを嫌う人もいるが、抵抗は減っているだろう。ファストフードなど、それを前提にしているし、大戸屋のように大きなテーブルにして、入りやすくしている店もある。

ただ、1人飲みのハードルはなかなか高かった。簡単にいうと「飲みながらどうするか」というのが、なかなかに難しい。 >> スマホなしで、1人で飲める?の続きを読む



「食べログ」がきな臭いようで、こんな情報が飛んでいる。

もともと、怪しげなことをやるようなビジネスは、どこかうまく行ってないことが多いんだけど、感覚的に言って、あのサイトの影響力は段々と低下していると思う。

インスタグラムなどの影響もあるだろうし、近くで探すならグーグルマップから検索しても、大体の見当はつく。ちなみに自分の周りの友人は、あのレビューを信じていない人ばかりで、まあスターバックスをうまいと思ったことがないようなタイプである。

でも、一番の原因はあのレビューの文章に漂う、独特の香りにあるのではないかと思ってる。

そもそも、食を文章にするのは難しい。そもそもが、「おいしさ」は相対性が強い。エリアによっても違うし、同じ人でも時によって異なる。打ち上げのビールはうまいが、通夜のビールは苦い。

それに、単なる味覚の鋭敏さであれば、人間以外の動物の方が鋭いのではないか。家の猫に、たまに刺身をやるが養殖はまず食べない。しかも、クンクンと匂いを嗅いでから、不審そうな顔をして去っていく。

ちなみに、この話をSNSに書いたら、猫飼いはみんな「そうそう」と言った。

まあ、味覚なんてそんなものだと思う。

話が逸れた。まあ、そういう味に関することを懸命に書けば、大概は野暮になる。まして点数をつけるというのは、それは「お上りさん」の趣味だろう。ミシュランが旅のガイドに由来すると言うのは、そういうことだ。 >> 哀愁漂う、「食べログ文学」の世界。の続きを読む



台風がやたらと来る。

11号、9号の順に上陸して、迷走した10号がその後にやって来て、週明けには12号も来るらしい。

僕は幸いにして焦るようなことはなかったけれど、いろんな情報には敏感になった。そして、今年の夏に市民権を得たのは米軍の台風情報ではないだろうか。

結構前から知る人ぞ知るソースだったようだけど、今年はSNSでシェアしている人が一気に増えたように感じる。

そして、早目の情報はSNSで知り、結構助かったようにも思う。

たとえば、迷走した10号だけど、「戻って来るぞ」という話はSNSで知った。いま確認したら、24日だったので相当早い。まだ、どのメディアも報じていなかったと思う。

米軍情報をもとにしていたけれど、他にもそういう人がチラホラいた。何でかな?と思うと、サーフィンやダイビングなどマリンスポーツをしている人が多い。

なるほど、そういう人だったら敏感になるわけだ。おかげで、動きに備えて「プランB」を考えておいたので、仕事も問題なかった。

また、年配の方などは反応が早く、予定を変更したりするし、小さい子どもがいる人も敏感だ。 >> 台風情報は、気象庁よりも「SNS自衛団」かな。の続きを読む



老子岩波昨日近所の店で1人でランチをしていたら、隣の客が夏の終わりを嘆いていた。

女性2人なのだが、「もう30日なのに」とため息気味だ。しようと思ったことは殆どできず、本棚の整理がやっとだという。もう1人も相槌を打ちつつ、9月からに備えようかと励まし合っていた。

途中でわかったのだが、地元の中学校の先生だった。そうか、生徒が焦っている頃、先生も嘆いてる。なあんだ、「夏休みの宿題」やっていないんだ、と生徒が聞いたら喜ぶだろうな。

いずれにせよ、こうした夏の終わりの寂しい時は、ゆるゆると気を持ち直すしかない。晩夏に限らず、そういう変わり目の季節は「老子」が何とも沁みてくる。沁みる、というと単にしみじみするだけのようだが、老子にはそれなりの不思議なエネルギーがあって、読み返してしまう。

さて、夏には遠出した人も多いだろうが、そうもいかなかった人もいるだろう。いろんな旅する人の話を聞いて思うのだけど、「旅の数や距離と、本人の知恵や見識はあまり関係ない」ということだ。

学生の頃は違った。「1人で世界一周」みたいな経験はそれだけで凄いんだなと思ってた。ただ、段々と「だから、何なんだろう」と思うようになってきた。

ひところは、就職活動で「旅の経験」を語る学生が多かった。世界一周はさすがに少ないだろうが、米国やユーラシア横断などだと、たしかに「語れるネタ」ではある。だから「僕は海外行ったことなくて」という不安を訴える学生もいた。 >> 世界を見たからといって、世界がわかるとは限らない。の続きを読む



リオデジャネイロ・オリンピックの閉会式での、日本のプレゼンテーションにはいろいろと驚いたり感心したりした。ハイライトで首相が登場したことについては、まあ、もともと彼を嫌ったり「許せない」人にとっては否定的だろうから、まあそういう方には「日刊ゲンダイ」でもご覧いただくとして、ちょっと別の角度で見てみたい。

一言でいうと、「首相や大統領があのパフォーマンスができる国」っていうのは、そうそうないことに気づく。

つまり、国内からというより、世界の国から見ると、日本の強みが見えたと思うんだよね。

 

  • 安全で平和な国じゃなきゃ、あれはできない

国内が乱れていたり、ましてや交戦中の国では、首相がああいう振る舞いをするわけにはいかない。今回も、突発的事態があれば日本を離れられない可能性もあったわけで、きっと「プランB」があっただろう。

たとえば、フランスのオランド大統領を見るのは、テロの後の記者会見の悲痛な表情の時が印象的だ。リーダーの姿は、国への印象を左右する。

 

  • トップはいい意味で「軽い」方がいい

米国大統領をはじめ、西洋先進国の首脳はみんなユーモアのセンスと軽妙さを感じるけど、東洋はどちらかというと堅い。また、プーチンなんかは、笑っていいのか怖がればいいのか、ちょっと困るようなところもある。ましてや、軍事力を背景にこわもて外交をやってる国の首脳などは相対的にマイナスに見えるだろうな。

 

  • 「ソフト・パワー」の国だから、できる

考えてみると、世界の国で「首脳がコスプレ」するほどの知名度があるキャラクターは、そうそうない。アメリカの大ネズミくらいじゃないかな。まあ、オバマだったら仮にやってもおかしくないと思うけど。

 

つまり、首相登場の背景を見ると、相対的に見た日本の強みが浮かびあがってくるように思う。

全体の企画演出が「日本らしさ」を狙っていたのはもちろんだけど、こうやって見ていくと首相を「起用」できる国は少ないと思うんだよね。領土や歴史問題で日本に対して好意をもっていない一部の国の人は不満を持つかもしれないが、広い目で見た外交戦略としては、プラスだと思う。

ちなみに、首相登場だけでなく、全体の企画に対するSNSなどの声を見ると、自分の周りにいる企画畑の友人が皆これほど絶賛していたけど、初めてだと思う。プロはプランニングする人への敬意をしっかり持っているんだなと再確認した。