というわけで、今日は電波メディtv04-13ア、特にテレビの現況と課題について経営的な視点から見てきました。

売上に差があっても制作費の削減には限界があるので、局ごとに営業利益はバラツキが相当あるし、きーきょくでも単独決算では赤字の年があったりするわけです。一方で、世帯視聴率の動向を見ると、テレビ朝日(EX)が相当上位争いをしているというのは、知っている人も多かったようだね。NTVと相当競ってます。

2014年度で見ると、プライムは0.1ポイントで1位。全体的には「二強」になりつつある感じです。

じゃあテレ朝は凄く伸びてるのか?というと実はそういうわけではない。2004年の年間視聴率と2014年を比べれば一目瞭然。これはゴールデンの比較だけど、テレビの視聴率自体がギュッと縮こまってる。その中で、テレ朝だけが維持してるということなんです。でも実は0.1ポイント低下してるんですね。他の時間帯でも同様の傾向。 >> テレビ朝日の視聴率は「伸びた」のではない?【講義覚え書き】の続きを読む



テレビを見ていたら「マイナス5歳」というコピーの化粧品のCMが流れて、ふと気づいたら別のCMも「マイナス5歳」でこっちは下着だった。化粧品の方は花王ソフィーナのプリマヴィスタで、下着はワコール。

一体、「マイナス5歳」に反応するのは、そもそも何歳かと思っていたら、小泉今日子が出てきて「48歳」といきなり言いだした。これはコーセーのエルシア。

どうして、女性向けの美容系製品は、ここまで年齢をテーマにするようになったんだろう。しかも、相当に直截的な気がする。

そして、きわめつけはSKⅡの桃井かおりだ。綾瀬はるかとのやり取りのあとで、「これで63、悪くないと思うわけ」の決め台詞。

面白いと思うのは、化粧品の効果や特徴も訴求はしてるけど、もはや重要なことはズバリ年齢ということになっている。マイナス5歳という数値目標とか、タレントが実年齢言いだすとか、既に女性誌などではよくある特集の切り口だったけど、CMにまで一気に溢れてきたように感じる。 >> 「マイナス5歳」があふれて、48歳か63歳とか、女子期間はどんどん伸びるし。の続きを読む



(2014年9月17日)

カテゴリ:マーケティング

もやし月次野菜が高い。自分で買い物に行くと、実感する。スーパーには「天気が悪くて出来も悪ければ値段も高いがあきらめろ」(意訳)というようなことが、わざわざ書かれている。

まあ、野菜の高騰は天気次第で起こる話ではあるが、一方で「インフレにするんだ」という話を聞くと、「どうして?」と思う人もいるんだろうな。

朝のテレビで「もやし特集」をやっていた。景気が悪くなると、主婦向け雑誌はもやしとひき肉、そして竹輪などが活躍する。いまだったら、その辺の動向を一番つかんでいるのは、クックパッドなんだろう。

いずれにせよ、もやしというのは低価格で安定しているので、こういう時には注目される。だから、もやしの売れ行きを見ると景気が読めるという説もある。日本では毎月の家計調査で品目ごとの支出がわかるから、そうした分析ができるのだ。 >> もやしで景気はわかるのか?の続きを読む



妻の実家まで、久しぶりにクルマで行った。3年ぶりくらいだろうか。名古屋の先の方で、東京から350キロあまりの距離だ。

年間1万キロは走っているので、それなりに日本の道路の状況はわかっているつもりだ。東海地区は久しぶりだったけれど、ここでも軽自動車は増えた。今回は新東名をフルに活用したが、思ったより飛ばしているクルマは少ない。愛知や岐阜の広い国道も、運転がおとなしくなった気がする。

マナーが変わったというより、ドライバーの高齢化が進んでいるんだろう。

追い越し車線を140キロ以上で抜かしていくクルマは、ドイツ車などが多いけれど、パッシングしたり右ウインカーを出しっぱなしで煽るようなクルマは減った。一方で相当すっ飛ばすプリウスを時に見かけるが、あれは暴走老人かもしれない。

で、幸い渋滞には巻き込まれず帰って来たんだけど、この三連休は相当人が動いたようだ。久しぶりの天気ということもあったと思うけど、高齢化が進むと「景気と天気」はより密接に連動していくとように感じている。 >> 高齢化社会の景気はお天気次第かも。の続きを読む



kindleのpaperwhiteは日本版が出てすぐに買った。2012年の12月。クリスマス前の時期に海外休暇に行った時に持っていった。プールの両隣りにいた西洋人が、二人ともkindleを持っていたのが印象的。ただ、その後日本では思ったよりは広がってない気がする。

kindleは何と言っても軽い。旅にはもってこいだ。何冊あってもあの重量なのだから。あと、僕が重宝しているのはスポーツクラブ。数十分エアロバイクで汗を流す時間が、読書になる。

ipad miniでも読めるが、paper whiteの方が疲れない。ただしコミックはipadで読む。kindleでどうにかしてほしいのは図表だ。解像度がひどいままのものも結構ある。

でも、最近は紙との使い分けがハッキリしてきた。小説など直線的に読むものは、電子書籍でも全く問題を感じない。

検索機能も便利だ。夜に酒飲みながらミステリー読んでて、翌日になって「誰だよ、こいつ」みたいなことになっても、ちゃんと探せる。北欧系のややこしい名前でも、OKだ。

ただ、使ってみて初めて気づいたのだけど、紙のように「バサッ」と何十頁もめくることができないのが困るのだ。 >> 紙の本の「バサッ」とめくれるのって、やっぱり大切だった。の続きを読む